【パリ五輪】サッカー、バレー、バスケ…人気種目で軒並み予選落ち、韓国スポーツはなぜこれほど日本と差が開いた

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【パリ五輪】サッカー、バレー、バスケ…人気種目で軒並み予選落ち、韓国スポーツはなぜこれほど日本と差が開いた

1: 昆虫図鑑 ★ 2024/07/23(火) 08:54:24.13 ID:/EnUWUUb
 パリオリンピック開催が目の前に迫っている。7月26日から開催されるパリ夏季オリンピックに、韓国は144人の代表選手団を派遣する。アーチェリーや射撃など22種目に参加するが、そこで5つの金メダルを目標としている。

 ただ、その目標が見事達成されたとしても韓国代表チームの総合成績は20位前後と予想されている。総合16位に沈んだ東京五輪より、さらに低い成績に甘んじる可能性が高いのだ。韓国のスポーツはなぜこんなにも弱くなってしまったのか。パリオリンピックを前に、韓国社会には「韓国式スポーツエリート主義の終焉」という虚無感が漂っている。

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韓国スポーツ界は少数精鋭のエリート主義

 人気スポーツ弱体化の原因について、スポーツ専門家らは、「国内プロリーグの試合にだけ重点を置いたあまり、助っ人外国人と少数のスター選手に全面的に依存するシステムが定着し、全体的な競技力低下につながった」と分析する。

 韓国のアスリート育成は「エリートスポーツ主義」だ。子どものうちにスポーツの才能があると見込まれれば、勉強には目もくれず、プロやオリンピック出場を目指して練習やトレーニングに専念するようになる。日本のように趣味でスポーツに打ち込んだり学校の部活動で競技に取り組んだりすることはほとんどない。競技スポーツはごく一部のスポーツエリートだけのものなのだ。

 そのため傑出したアスリートが生まれる可能性は高まるが、必然的に全体的な選手層は薄くなる。

 その典型が男子サッカーと共に韓国で最も人気を誇る種目である女子バレーボールだ。

 韓国女子バレーボールは世界的なスター選手のキム・ヨンギョンを軸に東京オリンピックではベスト4の好成績を収めたが、パリオリンピック出場を賭けた予選では「全敗」という恥ずかしい成績に終わり、脱落した。表面的にはキム・ヨンギョン選手の代表チーム引退で競技力に穴ができたことやゴンザレス新監督のリーダーシップの不在が戦力悪化をもたらしたと指摘されているが、もっと深い要因として、選手層の薄さ、そして実力に見合わない高額年俸があると指摘されている。

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『韓国日報』は2023年11月から<Kスポーツの墜落とJスポーツの飛翔>という特別連載を開始。記事では、崩壊直前の韓国スポーツ界と日本のスポーツ界とを比較・分析している。

 同紙によると、日韓間のスポーツ格差が広がった決定的な原因は、幼少年部の選手層の違いにある。同紙の調査によると、バスケットボール、バレーボール、水泳、野球、陸上、サッカーの6種目で、日本の高校選手の人数は韓国に比べて57~257倍にも達しているという。日本は、部活などの生活体育でスポーツ人口の底辺を拡大し、そこから有望選手を吸い上げ、集中的に育成するエリート教育を通じて今日の跳躍を成し遂げたという。

 一方韓国では、激しい入口段階で選別され、プロ選手を目指さないような学生には、もはや競技を続ける理由も、そして余裕もないのが現実だという。アスリートのエリート教育という面では同じでも、競技人口の拡大という基盤づくりに力を注ぎ、そこから有望選手を集中的に鍛える日本に対し、最初の間口を狭め限られた少数の選手育成だけにエネルギーをつぎ込む韓国とでは、結果に大きな差がついてしまったということなのだろう。(<韓国の青少年たち、70代よりも運動しない…···学校体育・スポーツクラブ活性化すべき>2月22日記事)

「ジャンケンですら日本に負けてはならない」という情緒を持つ多くの韓国人にとって、パリオリンピックを契機に日韓間のスポーツ実力差が浮き彫りになったことは、非常にプライドが傷つけられる事実だ。

 ただ、韓国式のスポーツエリート主義の問題点は数年前から指摘されてきた。パリオリンピックを前にその欠陥が改めて明白になった。旧弊を脱して、日本の生活体育と体系化された教育システムから復活のヒントを得なければならないと、いま多くの韓国民が痛感している。

全文はソースで

李 正宣
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82190


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