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【週刊実話】立浪監督続投にOB会が待った!立浪監督続投に黄色信号
転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1721653981/
オールスターによる中断を迎え、球界が注目しているのが、球団創設88年目にして初めて実施するドラゴンズOB戦『DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME2024』(7月25日、バンテリンドームナゴヤ)だ。
今回の中日OB戦ウラでは、非公式に会合を開き、来季監督について意見交換する。
事前情報では立浪和義監督(54)退任派が多数となることが予想され、そうなった場合、OB会は一致団結で中日新聞本社に後任候補の差し替えを進言するという。
“ポスト立浪”は侍ジャパンの井端弘和監督(49)、ウエスタン・リーグで首位を争う井上一樹二軍監督(52)が有力だが、OB会では小松辰雄会長(65)を推す声も上がっている。
“ポスト立浪”に急浮上の山﨑武司氏
「ミスタードラゴンズ星野仙一、高木守道の両氏は2回も中日監督に就いている。立浪監督はいったん退き、充電して次に備えるべきだと。後任候補が年下ではなく、星野ファミリーの兄弟子・小松氏なら、立浪監督も退陣し易い」(球界関係者)
小松氏自身はOB会長の立場に加え、名古屋で能登の食材を使った海鮮料理店を経営していることから、監督には懐疑的。
しかし、チーム内派閥抗争の解消はOB会の長年の課題であり大義。「泣いて馬謖を斬る」覚悟だという。
そこで浮上したのが、OB会の副会長で、セ・パ両リーグで本塁打王の実績を持つ山﨑武司氏(55)だ。
他球団では例をみない2オーナー制
愛工大名電高出身の地元スター。野武士的生き様は、ドラゴンズ史の縮図そのもの。
山﨑氏は第2次星野政権が崩壊し、山田久志監督が誕生するとオリックスへ(平井正史と交換トレード)。
2シーズンで戦力外を通告され、救いの手を差し伸べたのが元中日で楽天の初代監督に就いた田尾安志氏。楽天で山﨑氏は野村克也、星野両監督の下で復活し、現役の最後は第2次高木政権の中日に復帰した。
「中日球団には遺恨と感謝を併せ持つ。しかも、小松氏を『親分』と慕う隠れ星野派。分断が続くドラゴンズをまとめるには、これ以上の適役はない」(別の球団関係者)
これまで中日のOB戦が1度も開かれなかったのは、他球団では例をみない“2オーナー制”が背景にある。
星野派、落合派のチーム内派閥の抗争
愛知県の2大新聞社だった新愛知(大島家)と名古屋(小山家)が、戦時下の統廃合令で合併して誕生したのが中日新聞社。球団オーナーは、両家のたすき掛け人事が続いている。
問題は、そこから派生した「星野派」「落合派」のチーム内派閥の抗争だ。ざっくり言えば、平成以降は大島家(大島宏彦元オーナー)が、生え抜きで人気抜群の星野仙一政権を強力にバックアップし、黄金期を築いた。
その後、小山家(白井文吾オーナー)が、外様の落合博満氏を監督に招へいして反撃。8年間で日本一1回を含めて4回のリーグ優勝を果たし、形勢が逆転した。
中間派の高木政権でつないだが、GMとなった落合氏の息のかかった谷繁元信、森繁和、与田剛政権が続いた。オーナーが現在の大島宇一郎氏(中日新聞社長)に変わり、星野氏の秘蔵っ子だった立浪政権を誕生させ、21年ぶりに大島家主導に先祖返り。
しかし、就任年から連続最下位。最終年の今季も低迷が続き、与党「大島=星野派」内にも反立浪派が増えている。
球団創設時から続く派閥の解消へ
それでも球団が立浪監督を評価するのは「観客動員力」。しかし、OB会が一致団結して誘客に努めれば、集客は図れる。
それを証明するデモンストレーションの場が、機関紙「中日スポーツの創刊70周年」に合わせて企画された今回のイベント「DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME2024」なのだ。
昨年、前任の鈴木孝政OB会長からバトンを受けた小松氏が託されたのが「オールドラゴンズ」、球団創設時から続く派閥の解消だった。
チーム内抗争のあおりを食ったのが、入団1年目に35勝を挙げ、最多勝や沢村賞に輝いた権藤博氏(85)。そして、首位打者2回の谷沢健一氏(76)。
大功労者にもかかわらず、共に中日監督に就けていない。
“権藤、権藤、雨、権藤”で知られる権藤氏は直言居士で、両オーナー家と距離を置いた。
谷沢氏は小山家が肩入れしたが、大島家が後押しする星野氏との覇権争いに敗れ、引退後は中日と疎遠に。
「ドラゴンズの監督ユニホーム姿を見たかった」というファンとOBたちの思いが今回、「昇竜チーム」権藤監督、「強竜チーム」谷沢監督でようやく実現した。
山﨑氏で「野武士軍団」をアピール
OB戦は小松会長、山﨑副会長をはじめ、前出の鈴木孝、田尾、谷繁、さらに江藤省三、山本昌、今中慎二、岩瀬仁紀、川上憲伸、福留孝介、宣銅烈、荒木雅博…歴代の竜レジェンド各氏が勢ぞろいして「融和」をアピールする。チケットの売れ行きも好調だ。
山﨑副会長が次期監督に就けば、YouTube『山本昌&山﨑武司プロ野球やまやま話』で軽妙なトークを続ける山本昌氏も入閣するだろう。
先の東京都知事選では、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が約166万票を獲得し、小池百合子氏に次ぐ2位に躍進。
切り抜き動画を含め、選挙戦のYouTube再生回数は1億5000万回を記録し、選挙戦に革命を起こした。
中日OB会は、この戦術でチームカラーの「野武士軍団」をアピール、山﨑氏を“ポスト立浪”に押し上げる。
まだ点滅もしてない青色やぞ