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【韓国】「対北朝鮮の無人偵察機」5,000億投入して完成せず。44カ月の遅延
韓国の対北朝鮮用の偵察用無人航空機、簡単にいえば「ドローン」ですが、これの開発計画が2013年11月に開始されたのにもかかわらず、現在に至るもできていません。
開発完了は2017年10月のはずだったのですが、2023年までかかる、とのこと。
この計画(MUAV事業)は、アメリカ合衆国の技術を導入するのではなく、韓国が独自の技術で開発しようという野心的なプロジェクトで、『大韓航空』『LIGNEX1』※『ハンファシステム』が参加しています。
投入された資金は「5,000億ウォン」(約470億円)ですがプロジェクトは44カ月の遅延を記録しています。
無地偵察機開発計画を襲ったトラブルの数々
当記事の白眉は数々のトラブル対応にかかった期間を列記している点です。記事から以下にポイントを引きます。
飛行体と地上指揮所との間で通信エラー
⇒通信機器の交換と検証完了:14カ月
翼の氷着現象(翼からの液漏れが原因と想定)
⇒不良パネルの交換と検証完了:9カ月
大気データデバイスエラー(速度測定の不正確)
⇒機器を再設計と検証完了:9カ月
飛行体の上昇性能が低下する現象が発生
⇒現機器を継続使用して運用的に解消:3カ月
開発試験評価基準に達したが運用試験評価中断の延長
⇒事業継続:9カ月
大気データ機器エラー(速度測定の不正確)が再発生
⇒スピード測定センサー(Pitot Tube)を追加装備中:9カ月
⇒参照・引用元:『韓国経済』「【独占】5,000億の『対北朝鮮無人偵察機』事業が44カ月遅れていた」
最新のものでは速度が正確に測定できないという現象が再び現れて、Pitot Tubeを追加装備中となっています。
Pitot Tubeというのは、いわゆる「ピトー管」ですが、「今ピトー管を付けているの?」と思わざるを得ません。
(以下略)
マネーワン 8月27日
https://money1.jp/archives/60712