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部員6人で全国大会! 教員ストや生徒募集ストップで部員減少も…
2024年6月20日(木) 06:02
ことしのインターハイ=全国高等学校総合体育大会、男子バスケットボールは福岡県で8月初旬に一回戦を迎える。その舞台に、圧倒的に不利な戦力で臨むチームが和歌山県から乗り込む…たった6人の部員たちで戦うのだ。
その和歌山代表は、日高川町にある学校法人南陵学園・和歌山南陵高校。驚くことに3年生部員6人だけで県予選を勝ち上がり、和歌山代表に。全員が県外出身者だという。
バスケットボールは、コート上に常に1チーム5人がいなければならない。高校バスケのルールは、1クォーター10分で計4クォーター40分で決着をつける。
40分間ほとんど走り続けなければならない彼らが、どのようにして和歌山代表にたどり着いたのか、知りたくなった。メンバーの母親を取材した。
キャプテンは3年生の二宮有志選手。身長172センチ。粘り強いディフェンスと3ポイントシュートが武器。私たちCBCテレビのすぐ近くにある、名古屋市立冨士中学校の出身だ。
二宮選手は、中学2年生の終わる頃、名古屋がホームのBリーグ『名古屋ダイヤモンドドルフィンズ』のU15カテゴリーのトライアウトを受けて所属することに。高校入学にあたって、そのままダイヤモンドドルフィンズのU18カテゴリーのメンバーとして所属する道もあった。
しかし、二宮選手は高校バスケットで全国大会の舞台を経験してみたいと思うようになり、2022年の春、名古屋を離れ和歌山南陵高校への入学を決めた。理由のひとつには、冨士中学の一学年上の先輩が和歌山南陵高校バスケ部で活躍していたこともあった。
「なぜ、和歌山なの?」と母親の三奈子さんは聞いたという。答えは「全国の舞台でなんとしても戦いたいから」だった。三奈子さんは続けて聞いた。「逃げるの?愛知の強豪高校の受験にチャレンジしないのはどうしてなの?」と。
愛知には、ネブラスカ大学で大活躍した日本代表の富永啓生選手が卒業した桜丘高校や、中部第一など強豪がひしめく。二宮選手は、愛知県内ではなく、学校数がずっと少ない和歌山県なら全国へより近道になるからと言ったそうだ。
入学の年を翌年にひかえた秋、和歌山南陵高校バスケ部の練習体験会に参加。その時、チームのプレースタイルがしっくりきたこともあり、家族の元を離れることを決心した。
入学すると、身長205センチのナイジェリア人留学生、アリュー・イドリス・アブバカ選手をはじめ、1年生は14人。和歌山県外から集まっていた。上級生と合わせると、当時の部員数は全部で46人だった。
バスケットボールはインターハイではベンチ入りは12人と決まっているため、熾烈なレギュラー争いが待っていた…はずだった。
しかし、二宮選手らが入学した直後の2022年5月、給与の未払いなどを理由に教員らがストライキを行う「異例の事態」に。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1234794?display=1
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寮の朝ごはんは…「菓子パン」ひとつ
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