あわせて読みたい
韓国政府「ウクライナ支援の限界なくす」…プーチン大統領の「北朝鮮への精密武器提供」に警告
張室長は23日、KBS(韓国放送公社)に出演し、ウクライナに対する武器支援に関連した質問に「(ロシアが)高度な精密武器を北朝鮮に与える場合、我々がこれ以上どのような線があるだろうか。国民世論もそうだろう」とし「そのような部分はロシア側が考慮する必要がある」と話した。
これに先立ち、プーチン大統領は20日、ベトナム・ハノイで開かれた記者会見で、韓国政府の「ウクライナに対する殺傷武器提供再検討」発言について「北朝鮮に対する超精密武器供給を排除しない」と話した。
張室長は「我々は(ウクライナに)どのような武器を提供するかは、殺傷武器であろうと非殺傷武器であろうと、非常に多くの段階の組合を作ることができる」とし「ロシアが今後どのように応じてくるかにより、ウクライナに対する我々の武器支援の組合も変わるだろう」と応酬した。ロシアが限度を越す場合、ウクライナに支援できる武器に制限を設けないという趣旨だ。
◇韓国政府「ウクライナ提供武器の組合変わる」…ロシアと神経戦へ
中東で「K防衛産業」を主導している中距離地対空ミサイル「天弓2」のような最新鋭防空武器はもちろん、1~2メートルたらずの打撃誤差範囲を誇る戦術地対地誘導武器(KTSSM)など、韓国が保有した精密武器で正面対抗するという意味とみられる。韓国が妥協できない「レッドライン(臨界線)」は衛星や原子力潜水艦など先端戦略武器技術移転よりもはるかに近いところに引かれている格好だ。
張室長はその一方で「ロシア側の行動次第」としながら「ロシアが国際社会で完全に孤立したり制裁を受けたりしない状況で戦争が終了することも重要だ」と説明した。張室長は「北朝鮮が統制できない予測不可能な集団だが、(多様な)支援をすればロシアにどのように出てくるのか、その部分もロシアが考慮しなければならない」とも話した。
現時点では、ウクライナ戦のために余力のないロシアがラインを越せないように断固として対応する必要があるというのが韓国政府の判断だ。20日、間髪入れずに「ウクライナへの殺傷武器支援再検討」の立場を明らかにしたこともこのような背景だ。
これに対してプーチンも言葉で応酬したが、超精密武器に対する追加的説明は公開しなかった。ロシアの先端武器支援の可能性が議論になると、韓国軍内外では北朝鮮の従来の在来式武器に超精密関連技術が適用されるかどうか注目している。ロシアが原子力潜水艦、偵察衛星、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など、いわゆる「ゲームチェンジャー」級の先端武器を支援することが世界にとって容認できない行為であることとは別に、韓国を狙うさまざまな在来式武器技術の急進展が韓国の安全保障に直撃弾になる可能性があるためだ。
以下全文はソース先で
中央日報日本語版2024.06.24 07:08
https://japanese.joins.com/JArticle/320237
https://japanese.joins.com/JArticle/320237