こう話すのは、10年ほど前から“ある症状”に悩まされているという昼寝さん(仮名)。その症状とは…
「階段を上り下りしている時に、どっちの足を出していいか分からなくなって、途中で動けなくなることがある。『人が来て邪魔になったらどうしよう』と焦ると、余計に分からなくなって…」
階段の下り方が分からなくなる。その症状を昼寝さんは“階段イップス”と呼んでいる。
通勤中に駅の階段で立ち止まってしまい、遅刻しそうになったこともあると話す昼寝さん。ネット上では彼女のような「階段イップス」に関する悩みが数多く見られる。「階段を上るときは平気だが、下りるときに右と左のどっちの足をどこに着地すればいいかわからなくなる」といった声も。
スポーツの現場で耳にすることが多い「イップス」だが、そもそもどのような状態を指すのか?
山王病院の脳神経外科部長でスポーツ心理学についても研究している高橋浩一医師は「分からないこともいまだ多くある」とした上で…
「イップスは『精神集中の際に起こるけいれんや震え』と定義されている。具体的には、緊張しすぎて震えてゴルフの簡単なパットが決まらなくなったり、野球でボールがとんでもない方向に行ってしまうような症状を指す」
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2024-06-21 7:50