『24時間テレビ』といえば、昨年11月に系列局の幹部によって募金の着服が行われていたことが明らかになった。当該人物は10年にわたって番組への寄付金などから総額1100万円以上着服していた。
これに対し、水卜アナは「皆さまからの信頼を裏切ってしまう行為です。改めて心よりお詫びを申し上げます」と謝罪。そのうえで改めて、同番組の開催の意義を説明した。
「皆さまの信頼を裏切るようなことがありました。本当に申し訳なく思っていますし、心苦しく思っています。でも、だからこそ、この皆さまが作ってくれたこの『24時間テレビ』を私たちは続けたいです」
そして、番組のテーマを変更することを発表。開始当初から使われていた「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更し、自問自答するような形にしたという。
毎年恒例で作っている“チャリTシャツ”についても苦悩したといい、「悩んだ末にスタジオジブリにご相談をさせていただくことにしました」と発表。最終的に「24時間テレビ『愛は地球を救うのか?』。このテーマを私たちは自問自答し『24時間テレビ』を再スタートします」と締めくくっていた。
その後、水卜アナは『DayDay.』にも出演。募金の管理を専門の業者に任せるなど、再発防止策を外部の弁護士とともに策定したことを伝えた。
同局の看板アナである水卜アナが謝罪し、改めて開催の意義を伝えた日本テレビ。しかし、”信頼を失った”という募金の着服は10年にわたり行われており、NHKによると調査に対し「着服しても発覚しにくい入金があり思いついた」と語っていたという。
しかし、今回の水卜アナの説明では募金の集計や管理方法などについては明言しておらず、「募金活動について、これまで善意に頼ってやってきたことをきちんと明文化して、新しいルールを作りました」という発表のみ。
これまで45年間の寄付金総額は424億円を超えるなど、日本最大規模のチャリティ番組として貢献してきた『24時間テレビ』。しかし、同局の関係者が寄付金などから10年にわたって着服していたことは番組の存在意義を根本から覆す不祥事として糾弾する声が相次ぎ、“今年の放送を見送るべき”といった声も多かった。
そんななか、今回見せた対応について「説明が十分でない」という批判が殺到。番組の開催について改めて疑問視する声が寄せられていた。
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6/20(木) 18:12