岐阜県関市で産んだばかりの赤ちゃんを車に放置し、死亡させたとして22歳の女が逮捕されました。女の母親は「パニックになっていた」と当時の状況を語りました。
20日、取材に応じた1人の女性。
「夜中に娘から電話がかかってきて 「来てほしい」ということで行った。そしたら赤ちゃんを産んでしまって、どうしようという感じで」
この女性の娘は警察に逮捕されました。
保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは、山口桃加容疑者(22)。
警察によりますと、山口容疑者はことし2月、関市西田原にある親族の家のトイレで空愛ちゃんを出産し、その後、自分の軽乗用車に乗せたまま放置して呼吸不全で死亡させた疑いがもたれています。
記者:「母親からの通報でこちらのコンビニに駆けつけた救急隊が空愛ちゃんを搬送したということです」
空愛ちゃんは病院に搬送されその後、病院から警察に110番通報があり、事件が発覚しました。
事件当時について、山口容疑者の母親は―
山口容疑者の母親:
「なんとかしようという気は あったみたいで、自分で病院に連れて行こうとしたり、いろいろしていたみたいなんですけど本人的にもパニクっていることが多くて(119番通報が)遅くなってしまった というのは事実」
山口容疑者は交際相手の男性と別れてから妊娠が発覚し、男性には知らせていなかったということです。
警察の調べに対し、山口容疑者は容疑を認めているということで、警察が動機などを調べています。