あわせて読みたい
広島カープが遠征時にクールビズ導入 ナインに人気のアパレルブランドは?
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ab5e0e1829b125ebd0f91d2d20583ae10d13caf
【球界ここだけの話】とある駅でポロシャツ&スラックスのスタイルで涼しげに歩くカープナインを見かけた。セ・リーグの首位を走る広島がクールビズを導入。広島・鈴木清明球団本部長(70)に尋ねた。
「(広島)選手会(堂林会長)から(ワイ)シャツは遠征先でクリーニングに出す手間がかかる、ということで地味な色のポロシャツは許可した。あまりに派手なものはだめだけど、今のところは良いんじゃないかな」
広島選手会が要望した球団統一の移動用ポロシャツは間に合わなかったが、5月下旬から各自で用意したポロシャツを着て遠征先に移動する許可がおりた。以前のスーツやワイシャツ以外に選択肢が広がり、広島選手会で会長補佐を務める野間峻祥外野手(31)は「(ワイ)シャツを着るより楽っすよ」と喜びの声をあげた。
野間は5月31日から6月2日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)ではポロシャツで移動していたが、一方でワイシャツ派の選手もいる。野間によると「まだみんな探り探りなんですよ。本当にポロシャツを着ていいのかなって。たしか横浜遠征だったかな。みんながユニクロに集まって買ってましたよ」と笑いながら明かした。
ユニクロは日本を代表するアパレルブランドであるが、野球選手にしては意外な気がする。馬やワニのワンポイントが入った有名なポロシャツではなく、なぜユニクロか?の問いには「シワを気にしなくてもいい。遠征先で洗えるし、乾燥機にかけることもできる。使い勝手がいい」と〝ユニクラー〟としての一面を覗かせる。
チームは遠征時の負担が減り、快進撃につながった。5月24─26日のDeNA戦(横浜)は同一カード3連勝。さらにコロナ禍での開催中止を除き、19─22年まで3季連続最下位だった鬼門の交流戦でもリーグ連覇した17年以来の勝ち越し(10勝8敗)。セ・リーグで最もシーズン中の移動距離が長いといわれている広島だが、感動のポロシャツ移動で勝負の夏を乗り切る。(柏村翔)