また、神社の広報担当が運営するXで、韓国人観光客が境内で喫煙する様子を捉えた動画や写真を投稿。これらが拡散され、多くのメディアに取り上げられて大きな話題となった。反響は大きかったようで、6月9日には次のような効果があったことをXで報告している。
《韓国人からの批判クチコミが投稿されると、即時削除されるようになりました みなさんが通報してくれているからでしょうか ありがとうございます》
ネット上だけでなく、現地でも反響はあったのだろうか。そこで、本誌は神社に取材を申し込み、今の状況を聞いてみた。対応してくれた広報担当者の声色からは、疲れ切った様子が伝わってきた。
「張り紙を貼ってからも神社での迷惑行為は改善されていません。むしろ、張り紙を見てわざと大声で騒いだり、喫煙したりする韓国人も多くて、かえって彼らを逆撫でしてしまったかもしれないと感じています」
今回のニュースは韓国のメディアでも大きく取り上げられている。なかには張り紙を「外国人差別」だと指摘するメディアもあったが――。
「神社にも韓国のテレビ局の方から問い合わせがありましたが、その担当者は非常に申し訳なさそうにされていました。実際、日本の方だけでなく、韓国の方からも励ましのお言葉が日々電話やメール、XへのリプライやDMなどでたくさん届いております。『同じ韓国人として本当に申し訳ない』『バンバン注意しちゃってください』『大丈夫ですか? 応援しています』など、謝罪や応援のメッセージが多いですね。一部のマナー違反者のせいで、韓国人全員に向けて出入り禁止を掲げなければならないというのは私どもといたしましても非常につらいです。本当に疲れてしまいました」