東京都内でネズミ被害の相談件数が10年前に比べ約2倍と急増している。飲食店の生ゴミや摘み残した果樹などが要因とみられる。駆除業者などでつくる都ペストコントロール協会(千代田区)では、衛生管理の徹底や、ネズミの生息しにくい環境づくりを呼びかける。
八王子市の築約50年の木造2階建ての民家で5月20日、同協会加盟の「奥田建物管理」(八王子市)の社員が、床下の通気口を金網で閉じていた。築30年以上の民家ではこのような隙間があるところが多いが、2センチもあれば、クマネズミは入り込むことができるという。