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【中央日報】上半期も「ぐずぐず」…「生きる道」見つけられない韓国経済
先週台湾で開催された台北国際コンピュータ見本市はこうした懸念を加重しました。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)とAMDのリサ・スーCEOをはじめとする台湾出身の半導体専門家らが総集結しました。TSMCのモリス・チャン会長も参加しました。台湾の半導体崛起を誇示した場でした。
ジェンスン・フアンCEOは基調演説で「台湾は隠れた英雄であり世界の柱。エヌビディアは台湾から始まる」と宣言しました。また「台湾の半導体と製造パートナーがなかったらエヌビディアのビジョンは夢想にすぎなかっただろう」と話しました。台湾は零細な中小企業の国でした。しかしその後半導体だけが生きる道だと国政方向を定めると、半導体大国に生まれ変わりました。
台湾の半導体産業はTSMC、UMC、グローバルウェーハズが製造をリードして半導体生態系を構築しました。また、設計(メディアテック、リアルテック、ノバテック、サンプラスなど)と後工程(ASEテクノロジーズ、パワーテックなど)でも世界的企業が並んでいます。韓国はサムスン電子とSKハイニックスのほかに名前が知られた企業があるでしょうか。なぜこのようになったのでしょうか。
韓国半導体が崖っぷちに追いやられても第21代国会はついに「K-CHIPS法」を廃棄しました。このため企業が金を稼げず、法人税が得られません。4月の予算比国税収入進捗率は34.2%に落ち、2013年以降で最低です。どうか政界が経済再生に乗り出すことを望みます。
キム・ドンホ/経済エディター
中央日報日本語版 2024.06.10 11:00
https://japanese.joins.com/JArticle/319665