同店の前の通りは富士山を撮影するのに絶好のスポットで外国人観光客らに人気だったが、交通ルール違反やごみのポイ捨てが多発したことが問題となったため、今月21日に目隠しのため高さ約2.5メートル、幅約20メートルの巨大な黒幕が設置された。
河口湖町の渡辺英之町長は24日、黒幕の設置後にすでに撮影しようとする観光客は減っていると明かしていたが、欧米人の観光客が指で幕に穴をあけて撮影する様子がメディアで報じられるなど物議を醸し、28日にはすでに10カ所ほどの穴が開けられているのが確認された。
こうした中、中国のSNS・小紅書(RED)に25日に投稿された内容が物議を醸した。実際に現場を訪れたとみられる投稿主の女性は、「富士山ローソンには確かに黒幕が貼られていたが、中国人観光客が黒幕に穴をあけていた。さすが同胞はやり手だ」と感嘆。アップされた写真には黒幕越しに富士山を撮影しようとしている人物が写っていた。
この投稿に他のユーザーからは「(中国人観光客が)嫌われるのも道理だな」「河口湖や富士見台に行って撮影すればいいだろうに」「本当に嫌気がさす。撮影はダメと言われているのにあの手この手」などあきれたような声が上がる一方、「なぜ中国人が穴を開けたと分かるのか」「中国人だけが撮影しているわけではない。撮影する人は大勢いる」と反論する声もあったと記事は伝えている。(翻訳・編集/北田)