MBSニュース5/24(金) 10:55配信
5月19日、大阪府河内長野市のイベントで4歳の男の子の腕に液体がかかり火傷をしましたが、当時近くにいた見物客が付け爪を付けるために使用していた接着剤がかかったとみられることが分かりました。
5月19日、河内長野市役所の駐車場で行われていた「だんじりパレード」で、4歳の男の子に何らかの液体がかかり、右腕に全治2週間のやけどをしました。
捜査関係者によりますと、男の子の服に付着した物質を警察が鑑定したところ、瞬間接着剤に含まれる「シアノアクリレート系樹脂」が検出されたということです。
この成分を含む瞬間接着剤は、服などの繊維に染み込むと、化学反応で急激に発熱することがあるということです。
その後、警察によりますと、事件当時、男の子の近くにいた見物客が付け爪を付けるために「ネイルグルー」と呼ばれる接着剤を使っていたことがわかり、これが男の子にかかったとみられるということです。
警察が接着剤を使っていた見物客に話を聞くなどしたところ、故意にかけたものではなかったということです。
警察はこうした状況を男の子の親にも説明をしたところ、事件化を望んでいないということです。