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町田・黒田監督「時代は変わった」「Z世代の子たちは違う発想」 相手のお株奪って常勝鹿島に快勝
リーグで首位を走るFC町田ゼルビアがターンオーバーをしながらも、FWミッチェル・デュークの2発で鹿島アントラーズを下した。
町田は19日のリーグ戦から先発10人を入れ替えた。序盤こそ意思疎通が欠けるミスが見られたが、プレスや球際の強度は変わらず。高い位置でボールを奪い、カウンターからFWデュークが2得点。守っても、鹿島を無得点に抑え、常勝時代の相手のお株を奪う「誰が出ても町田」のスタイルで快勝した。
町田の黒田剛監督(53)は「誰が出ても町田のサッカーをできるか。我々が意図するサッカーをできなかった時点で席はないと言って臨んだ」と競争を促していたことを明かした。「前半はシュートは1本も打たせていない。奪ってからのカウンターもできた。鹿島も疲労がたまっていた印象だったが、試すことができた」と収穫を口にした。
3月のリーグ戦でも鹿島に1-0で勝っており、今季は公式戦で鹿島に2戦2勝。国内最多20冠を誇る名門に、J1に初めて昇格したばかりの町田が果敢に挑み、強さを見せている。
町田イレブンは鹿島の伝統である球際、堅守速攻、ハードワーク全てで上回っていた。黒田監督は「伝統と歴史を刻んでいる」と敬意を表した上で「今の若い選手はそういう印象はないみたいで…。若い選手はその時代を覚えていない。時代は変わった。Z世代の子たちなのか、違う発想があるのかな。我々の方が意識をしてしまう」と笑った。
この日の鹿島は、青森山田の教え子である鹿島MF柴崎岳(31)が後半19分から途中出場し、今季初めてピッチに立った。J1の舞台での再会に「シーズンスタートから大きいけがに悩まされてピッチに帰ってきた。まだ100%ではないが、鹿島の中心になる選手。彼のプレーを目の前で見られたのは良かったと思います」と万感の思いも口にしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fe7ee813d630d3ec9ddca4e0d15c413788a6015