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韓国でフェイクニュースを罰する「言論仲裁法」が可決間近。ちなみにフェイクかどうかの判断は政府
国際記者連盟「言論仲裁法はひどい規制」、ソウル外信記者クラブ「言論の自由を萎縮させる懸念」
韓国与党・共に民主党がいわゆる「言論懲罰法」と呼ばれる言論仲裁法の改正を強行採決しようとする中、各国の言論団体など海外のジャーナリストたちも批判の声を上げ始めた。
国際ジャーナリスト連盟(IFJ)は20日に声明を出し「韓国の国会が表現の自由を抑圧する道を開く言論仲裁法案を今月25日に国会本会議で可決しないことを求め、この法案を破棄することを要請する」と呼びかけた。
その上でIFJは「この法案は根本的に『フェイクニュースとは何か』に対する間違った理解に基づいている」「不正確な報道に不当な処罰を加えることで、韓国のジャーナリストたちに恐怖の雰囲気を造成させ脅迫している」と訴えた。
IFJはさらに「この法律はひどい類型の規制だ」とした上で「我々は韓国の国会議員たちが韓国記者協会(JAK)と別の言論連合団体などと協力し、報道の自由と韓国国民の知る権利を保障する新たな法案を制定するよう求める」とも要求した。
IFJは言論懲罰法に反対する韓国記者協会を支持する考えも明確にした。
韓国記者協会はこの法律について「政権与党の民主党は言論を一般大衆の敵とみなし、言論への嫌悪感をあおり、言論の信頼性を引きずり落とそうとしている」と強く非難してきた。
1952年に発足したIFJは世界146カ国187のメディアに所属する60万人以上のジャーナリストが加入する世界最大規模の言論団体だ。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/21/2021082180006.html