粗品が宮迫について触れたのは、粗品が毎週月曜に更新している「【粗品】最近のSNSニュース斬った【1人賛否】」という動画内でのこと。一週間のうちに起きた時事的な出来事について、”一人賛否”という形で賛否両方の意見を語るという内容だ。
20日に更新した動画内では、宮迫が個人事業として”顧問制度”を開始したことについて言及。
宮迫は5月19日、人気YouTubeチャンネル『令和の虎』に出演する林尚弘氏のチャンネルに出演し、参加者のトーク力向上を狙う「宮迫顧問制度」を開始を発表したことについて”一人賛否”を行った。
これまで粗品はトーク番組などでたびたび「YouTubeおもんない」と発言しており、4月12日放送のバラエティ番組では、YouTuberとして活動する宮迫を呼び捨てにし、批判していた。
それに対し宮迫は4月18日に反論動画をアップ。「別に芸人を辞めたわけではないです。芸人としてYouTubeをやらせてもらってます」と語っていたが、粗品はこのことに反応していなかった。
今回の動画で、はじめて宮迫の話題に触れた粗品。宮迫の顧問制度についての概要を紹介すると、賛の側のコメントは「えー、素晴らしい」と一言。
その直後に「ただぁ、宮迫が人に教えれるお笑いのことは1つもないな」とバッサリ切り捨て、こう言った。
「何教わんねん、こいつに。いやこれ僕がとかじゃなくて、一般の方もね。芸人の後輩が教わること1個もないとかじゃなくて、一般のお笑いの素養がない方でも宮迫が教えれるお笑いのことあんのか。何言ってねん、こいつ」
続いて、粗品は「高すぎるなぁ」と値段を指摘。
宮迫の”顧問制度”はSNSやYouTubeに注力したい経営者層などに向けたサービスで、宮迫との月一回のお茶会と三ヶ月に一回の飲み会で月額50万円が発生する。これに粗品は「経営者向けやから、そういう強気な価格設定なんでしょうけど」としたうえで、こう述べた。
「ちょっと言葉の節々に感じた、お笑い部分の逃げ、宮迫に会いたい人も募集とか、宮迫とお茶できるみたいな、なんかそういう人だけでも良いですよみたいな。そういうことなんでしょうね」
そして粗品は、宮迫が”トークスキル”の例に挙げていた『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でのMC術について言及。宮迫は動画内にて、メインで話している人以外にも目を向け他の演者の異変に気付き、時にはトークを遮ってでも突っ込むと大爆笑になると力説していたが、粗品は「ちょっと僕、4回ぐらい見直したんです、そのシーン。ほんまに言ってんのかなこれと思って」と耳を疑う内容だったと言及。
続けて「それほんまやったらMCとして終わってるやろ」とバッサリ切り捨て、「全くチームのお笑いできていないよ。独りよがりな自分で笑い取りたいだけやん」と指摘。
その理由として、MCとしては話者やゲストを立てることが重要で、その話を遮ってまで自分の笑いを取りに行くのは”マナー違反”だと説明した。
改めて「やるかぁ?そんなん」「嘘やと言ってほしいです。ビックリしてます」とリアクションし、宮迫が異変の例として出していた「出川(哲朗)さんのシャツが出ている」ということにも、「シャツの袖が出てる程度のことを話遮ってまでやる奴、トーク力ないって!」「タイミングもやり方も全部間違ってるよこれ。こういうMCが一番終わってんねん」と痛烈に批判。
この宮迫のMC術について「アホが称賛するだけで、コメディアンシップのかけらもないねん」と言い放つと、「そういうとこがYouTuberやな言うてんねん。芸人ちゃうがなあんなもん」と切り捨てた。
しかし、最終的には「あっ、”一人賛否”。何の熱量もありません僕。こういうコントをしているだけなんで」と、お決まりの発言を行った粗品。「お笑い芸人の方やったらわかると思うんですけど、僕こんな意見ないですから」と、皮肉とも取れる発言をして終了した。
テレビ番組とYouTubeを股にかけて行われている粗品と宮迫のバトル。決着やいかにーー。