マンガ形式のDX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITE株式会社が2023年11月22日に公開したアンケート結果をもとに、若者のパソコン事情について見ていこう。
大学生519名を対象にPCの保有状況を尋ねた結果、ノートPCを保有していると答えた割合は83.0%、デスクトップPCを保有していると答えた割合は12.7%だった。総務省が公開している情報通信白書(令和5年版)の第4章第11節「1.情報通信機器の世帯保有率の推移」によると、パソコンの世帯保有率は2013年の81.7%をピークに、その後は減少し、2019年~2022年には約70%前後となっている。
この数字を比較すると、決して大学生がパソコン離れをしているとは思えない。むしろ、一般家庭よりも大学生のほうがパソコンを保有していることがわかる。
パソコンを持っている割合は高いのに「最近の若者はパソコンを使えない」という声があがるのはなぜなのだろうか。この謎を紐解く鍵は、アンケート結果にあるブラインドタッチ(キーボードを見ないで文字入力をする技術)の習熟度についての質問にあった。
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