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キング・カズが現役続行に意欲「多くの選択肢があるわけではないが…」 今季は公式戦6試合無得点で「悔しさが多かった」と総括
ポルトガル2部オリヴェイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良が21日に日本へ帰国し、メディアからの取材に応じた。
三浦は1967年2月26日生まれの現在57歳。2023年2月より横浜FCからポルトガル2部オリヴェイレンセへ期限付き移籍しており、2023-24シーズンは公式戦6試合に出場。そのうち5試合は終了間際のわずかなプレータイムだったが、19日に行われたリーグ最終節では30分以上プレーした。
シーズンを終えて21日に帰国した三浦は、「今季は2シーズン目ということもあり、出場機会やゴールという結果にこだわって戦いましたが、自分が思っていたよりも出場機会は少なかったですし、ゴールという結果もあげられなかったので、自分自身としても残留を争いをしたチームとしても、厳しいシーズンだったと思います。悔しさがほとんどだったかなと思います」と今季を振り返り、次のように悔しさを滲ませた。
「自分ではもっと試合に出たい、試合に出れると思ってずっとやってきましたし、出れないときは『次こそは』という気持ちをもってやってました。どんな短い時間でも、言い訳なく、1分でも2分でも結果を出す気持ちでやってきたし、そこに向けて奮い立たせてやってきたので、1日、1日が重く充実したサッカーだけを考えられた日々でした。とはいえ、プロとしては試合に出ないと良い結果だとは言えないので、結果は出せなかったなと思っています」
それでも、「悔しさはあったけれど、それも含めて、挑戦できて戦える状況が幸せだと感じた」と充実感も語り、「素晴らしい仲間と出会えて、大きな経験を出来たと思うので、幸せな1年半でした」とオリヴェイレンセでの日々を振り返った。
気になる今後の去就については、「そんなにたくさんの選択肢があるわけではないし、どこでどういう生活をしてサッカーを幸せに感じるかが大事だと思うので、いろいろな決める条件が自分の中にあるので、休んでから考えたいと思います」とコメント。
そして、「ゆっくりする時間もあまりないし、6月から自主練が始まるので」と語り、「ブラジルに行ってロマーリオと2トップを組むのもいいかなと。オファーないかなと待ってますけど(笑)ロマーリオは僕のアイドルで、憧れの選手ですし、僕の1つ年上で復活してくれて…。僕が走ってロマーリオのゴールをアシストするのもやってみたいなと思います」と冗談を交えつつ、現役続行の意思を示していた。
なお、三浦より1つ年上の元ブラジル代表のロマーリオは、自身で会長を務めるカンピオナート・カリオカ・セリエA2(リオデジャネイロ州2部)のアメリカFCで選手登録され、限定的に現役復帰している。