東京・上野で12日に行われた「下谷神社大祭」の会場で、乱闘騒ぎが発生。さらに、みこしが通る先々では見物客が巻き込まれる様子も見られた。
【中略】
1000年以上の歴史を誇る下谷神社大祭のメインイベントは、6年ぶりの「本社神輿担ぎ」だ。
下谷神社大祭は、東京下町の夏祭りの中でも1、2を争うほど激しい祭りと言われることもある。地元・下谷町の町会長は「この通りは午後4時から午後5時の間、すごい嵐が来るので注意してくださいって、もう壊れても責任負えませんよっていうぐらい言ってますからね。人が人で押されてガラス割っちゃったり多々ある
だから本当にけが人が出ない、もうそれだけ。心配しています」と話す。
午後4時過ぎ、みこしが商店街へと近づいてくると一気に周囲が慌ただしくなった。多くの担ぎ手とともにみこしが商店街へ近づくと「来たときに本当にけがするよ!逃げた方が良いよ!よけたほうがいいよ!冗談じゃねーからな!」と呼びかけられた。
●商店街ではシャッター閉め…押されて倒れる人も
みこしが通過する商店街では、午後3時半過ぎには店の片付けが始まっていた。店員は「今からみこしが通るので片付させてもらってる。いったんシャッター閉める。すごい人通りになるので、それが過ぎるまでは、嵐を過ぎるのを待つだけ」と話す。