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バレー女子日本代表がVNL初戦で世界1位トルコを撃破 五輪切符へ弾み
https://www.nikkansports.com/sports/news/202405160000064.html
<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本3-2トルコ>◇15日(日本時間16日)◇予選ラウンド第1週◇トルコ・アンタルヤ
世界ランキング9位の女子日本代表が、パリ五輪切符獲得へ好スタートを切った。VNL初戦で同1位のトルコと対戦し、フルセットの激戦を3-2(25-23、25-21、23-25、20-25、15-11)で制した。完全アウェーの中、昨秋の五輪予選W杯バレーで1-3の逆転負けを喫した昨年王者を撃破。真鍋監督が「5月15日の初戦にチームの照準を合わせている。トルコ戦から最高のパフォーマンスを発揮したい」と話していた通りの白星発進で、残り5枠となった五輪出場件獲得へ弾みをつけた。
◆第1S セッター岩崎こよみ、対角に林琴奈、アウトサイドヒッター古賀紗理那、石川真佑、ミドルブロッカー渡辺彩、山田二千華、リベロ小島満菜美をスタメン起用。中盤は、古賀、石川らを中心とした多彩な攻撃で6連続得点を挙げて世界ランキング1位のトルコに先行した。終盤は相手エース、バルガスの攻撃に苦しみ、最大6点あった差を1点まで縮められたが、最後は主将古賀がスパイクで締めて25-23でセットカウントを先取した。
◆第2S 日本は第1Sと同じメンバーでスタート。立ち上がり、ミドルブロッカー渡辺がバルガスのスパイクをブロック、さらに石川のサービスエースや古賀のバックアタックなどが決まり一気に主導権を握った。しかし、最大8点のリードを取った序盤から一転。5連続失点で17-17の同点に追いつかれると、さらに3連続失点もあり逆転を許した。それでも古賀がサービスエース、バックアタックを決めるなど気を吐き、19-21から5連続得点でセットポイント奪取に成功。最後は相手のスパイクがアウトとなり、25-21でセットカウントを連取した。
◆第3S 序盤は相手の多彩な攻撃に惑わされて先行を許す展開。それでも、要所で石川、古賀がサービスエースを決めるなどして食らいつき、終盤に21-20と逆転に成功した。しかし21-21の場面で相手にサービスエースを決められ再び勝ち越されると、最後は押し込まれて23-25で落とした。セットカウント2-1。
◆第4S 終始主導権を握られ、リードされる展開が続いた。序盤にセッター関を、中盤以降はアウトサイドヒッター和田、ミドルブロッカー宮部を投入したものの、相手のアタックに苦しみ最大10点差。終盤、途中出場のミドルブロッカー荒木らの活躍で4点差まで詰め寄ったが、20-25で落とした。セットカウント2-2で最終Sへ。
◆第5S いきなり3連続失点で離されたが、ミドルブロッカー山田のサービスエースなど4連続得点で4-3と逆転。その後も古賀のサービスエースなど4連続得点で10-5とリードを広げ、マッチポイントからエース古賀がハイセットから決めきって15-11。初戦をフルセットでものにした。