本格的な夏到来を前に日傘マナーを考えたい
紫外線対策や暑さを和らげてくれるアイテムとして、今や男性の愛好家も少なくない日傘。今年は5月の段階で真夏日の地点も観測され、暑さや日差しへの警戒から、日傘を差す人も徐々に増えているが、そこで気をつけたいのが「日傘のマナー問題」。混雑した場所や狭い道などでは、日傘を差す人たちの存在を悩ましく思っている人たちもいるようだ。雨傘とは違う、日傘だからこそ意識すべきマナーには、どのようなものがあるのか。
“凶器”になりうるという意識を持ってほしい
広告代理店勤務の30代男性・Aさんは、「人混みで日傘を差す人が苦手」だという。
「雨傘の時はみんな傘を使っているから、互いに距離を取りやすいけれど、日傘は意識して距離を開けないと危ないことがあります。人混みで差している人の日傘に、何度目を刺されそうになったことか」
テーマパークや動物園などといった混雑ありきの場所でも、日傘の扱いが雑な人を見かけるという。
「日傘は顔を守るためのものという意識が働くからだからでしょうか、雨傘より下に持っている人が多い気がします。それゆえか、ちょうど日傘が抱っこやおんぶした子供の目の高さにきてしまうことが何度かありました。
テーマパークでも、歩いている時は気をつけてくれる人が多いんですが、待ち列にいる待機中に、日傘を差したままいきなり振り返られることが多々あり、『おっと』という感じに……。もう少し“傘=凶器”という意識を持ってもらえるといいなと思います」(Aさん)
電車待ちの列の一番前で大きな日傘
IT企業勤務の20代女性・Bさんは、自身も日傘を差すが、「自分が日除けできればいいという感覚の人は多いかも」と話す。