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ACL決勝、UAEクラブがサポーターに「ボーイング2機」贈呈の大盤振る舞い サッカー界席巻する「中東マネー」
アジア王者は、横浜にとってクラブ創設以来の悲願であり、初の決勝進出となる。一方のアルアインは2002-2003以来、2度めのアジア制覇を目指す。
横浜としては、ホームでの戦いに勝って勢いに乗りたいところだが、その大きな壁となりそうなのが、アルアインの選手たちだけでなく、熱狂的なサポーターだ。
じつはアルアインは5月6日、公式Xで、クラブの会長からの指示で「我々はアルアインのファンとUAEのサッカーファンに、ボーイング777型機を贈呈する」と発表したのだ。しかも2機、用意するというから恐れ入る。さすが、経済成長著しいUAEだ。
もっとも、中東のクラブがACLの決勝で、サポーターが日本に来るための飛行機を用意したのは、今回が初めてではない。
2019年、浦和レッズ対アル・ヒラル(サウジアラビア)の決勝。11月9日のホームでの第1戦に、1-0と勝利したアル・ヒラル。11月24日に埼玉スタジアムでおこなわれた第2戦では、サウジアラビアの皇太子が、
サポーターのために大型飛行機を4機も用意した。その甲斐もあってか、アル・ヒラルはアウェーでも0-2と完勝し、3度めのアジア王者に輝いた(2021年にも優勝し、現在は4度)。
「横浜にとって、アルアインのサポーターは脅威になると思います。プレッシャーにならなければいいのですが」(サッカーライター)
昨今の中東のクラブは、その財力を活かし、選手生活が晩年に差しかかったスター選手を根こそぎチームに引き入れる傾向にある。元レアル・マドリードの2人、クリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルに、
カリム・ベンゼマがアル・イテハド(ともにサウジアラビア)に所属するのもそのためだ。彼らの年俸はそれぞれ日本円で280億円と150億円で、レアル時代のそれを大きく上回っている。
それだけの金額を払える財力があれば、ボーイング機を用意することなど、朝飯前なのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e8e880be6dde4b853e11d4977c93b3397414649