中国メディアの新浪財経によると、トレンド入りしたことを受け、香飄飄の短尺動画プラットフォーム「抖音(ドウイン)」のライブ配信や各プラットフォームのブランド旗艦店では、同じ商品に注文が殺到し在庫がなくなった。入荷次第、再販売するという。ドウインのブランド旗艦店の5日の売上高は136万3000元(約3000万円)に達し、うち125万元超がこの商品によるものだった。
記事は「(中国の)消費者は、香飄飄の『正面から敵対する』態度を大いに称賛するだけでなく、続々と各プラットフォームのブランド旗艦店で商品を『爆買い』している」とし、「2020年以降、業績が悪化していた香飄飄は、今回の出来事で突然トレンドになった」などと伝えた。
記事によると、香飄飄の公式微博(ウェイボー)は4日夜、「われわれの従業員は見上げたものだ」と投稿。5日朝には、同社の董事長が空港で「勇士の帰りを歓迎する」などの文字が入ったボードを掲げて帰国した従業員を出迎えたとする写真もネット上に投稿された。
香飄飄は05年創業のミルクティーに特化した飲料メーカーで、17年に上海証券取引所に上場し、「中国ミルクティー第一株」となった。(翻訳・編集/柳川)