【ひとめで分かる】日本と韓国の高齢化率
0001ばーど ★
2024/05/05(日) 08:50:11.85ID:3E6T7H7o
韓国の出生率は2015年以降、低下の一途をたどっている。18年には1.00を切った。経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、出生率が1.00を下回るのは韓国だけ。韓国統計庁は「24年にはさらに低下し、0.68になる」との見通しを示している。
反比例して、65歳以上の高齢者の割合を示す「高齢化率」は上昇し続けている。10年の時点では10・8%で、23.0%だった日本の半分以下だったが、30年までに高齢化率21%超の「超高齢社会」へ突入し、45年には日本の高齢化率も上回ると予想されている。
少子化の影響はさまざまなところで表面化し始めている。韓国紙・東亜日報によると、教育省は24年2月、新入生ゼロの小学校が同年は、全国6175校中157校に上ると発表した。幼稚園や保育園の数も減少しており、育児政策研究所の報告書は、28年に22年の3分の1程度が減るとの分析を明らかにしている。
移民庁を新設へ
また、国防白書によると、韓国軍の兵力は20年末の約55万5000人から22年末には約50万人にまで減少した。対する北朝鮮は、128万人余りの兵力を擁し、出生率も1・8と高い。北朝鮮と対峙する韓国にとって兵力の維持は必須の課題となっている。
政府の強い危機感の表れが、「出入国・移民管理庁(移民庁)」の新設だ。尹錫悦政権の初代法相を務めた韓東勲氏が推し進めたもので、政府は23年12月、同庁の設置を盛り込んだ27年までの基本計画を発表した。移民の受け入れに世論の根強い反対がある中で、こうした政策を推進する背景には、移民に頼らなければ社会の仕組みを維持できなくなるとの現実的な問題がある。
こうした少子化の背景には、不動産価格の高騰で家を持つハードルが上がっていることや、子どもの教育にかかる費用の負担が大きいことなど、さまざまな要因が指摘される。韓国政府はこれまでに280兆ウォン(約31兆5000億円)余りを保育施設の設置や出産支援などの対策に投入してきたものの、低下が止まる兆しは見えない。