あわせて読みたい
井上尚弥、ウェンブリーで防衛戦浮上 収容9万人超「サッカーの聖地」で破格15億円マッチ エスコンも候補に
34年ぶりの歴史的な東京ドーム興行で勝利した井上尚に、さらなるビッグプランがあることが分かった。興行をサウジアラビア政府が主催し、開催地は英国の首都・ロンドンにあるウェンブリー競技場が浮上した。
複数の関係者によると、潤沢なオイルマネーでビッグマッチを次々と開催しているサウジアラビア政府興行「リヤド・シーズン」への参戦オファーが届いていることが判明。会場も東京ドームを超える巨大会場となる可能性が出てきた。
それが「サッカーの聖地」として知られるウェンブリー競技場だ。同競技場は収容人数9万人超で、2022年4月にはWBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(英国)が団体内の王座統一戦に臨み、6回TKO勝ち。超満員の9万4000人が熱狂したことでも知られる。サウジ国内なども候補に挙がるが、世界戦が複数行われる超ビッグイベントに井上尚が名を連ねる可能性が高い。関係者によると今月中に同政府関係者が来日し、契約をまとめたい意向という。
ファイトマネーも桁違いだ。井上尚のファイトマネーは今回の6億円超を大きく上回る1000万ドル(約15億3500万円)も見えてくる。サウジアラビア総合娯楽庁長官で、リヤド・シーズン総責任者のトゥルキ・アラルシク氏は大のボクシングファン。これまでは主に中量級以上の選手にオファーしてきたが、「井上のスタイルが大好きだ」と軽量級代表としてラブコールを送り続けてきた。
また、サウジアラビアとは別の興行で、日本ハムの本拠地として2023年3月に開業したエスコンフィールド北海道で闘うプランもあるという。陣営は国内では東京ドームと同規模の会場での開催を模索中で、プロボクシングでは初の〝全国ドームツアー〟も夢ではない。
井上尚は今年と来年は年3戦を希望。今年は残り2試合を9月と12月に計画している。〝モンスター〟の快進撃はまだまだ止まりそうにない。
https://www.sanspo.com/article/20240507-PJCTDEUXXBOXDI73HXNYC3CMJE/?outputType=theme_fight