過去10年間の平均より、多い傾向にあるという。
昆虫に詳しい南九州大学の新谷教授に話を聞いた。
(南九州大学 新谷喜紀教授)
「今年はもう春からずっと気温が高めで推移していますので、このカメムシたちにとっては、条件としてはよかったのではないかなと思います」
新谷教授によると、夜間の気温が高かったことやエサとなるスギやのヒノキの実が豊作だったことが、大量発生の要因につながっているという。
「くさい成分が出る前に、先に冷やして、固めて」専用殺虫剤
それでは、カメムシを撃退するにはどうすればいいのか。
SNSではこんな声が・・・
「普通の殺虫剤が効かないから」
「あいつら殺虫剤とか全然効かないし、殺虫剤かけると臭い発するしで対処に困る」
宮崎市のホームセンターで対処グッズを紹介してもらった。
(ハンズマン柳丸店 松本典子さん)
「当店では、スプレータイプと貼るタイプがございます」
一般的な殺虫剤ではなく、カメムシ専門のグッズがより効果的だという。
(ハンズマン柳丸店 松本典子さん)
「くさい成分が出る前に、先に冷やして、固めて殺す成分になっています。刺激すると、すごく臭いにおいを放ちますので、それがやっぱり不快感に繋がります。それを防ぐために殺す前に臭いのも一緒にでないようにするっていう成分になっています」
いや~な臭いを放つカメムシ。
遭遇したら適切な対処を心掛けたいものだ。
(スタジオ)
新谷教授によりますと、カメムシは「刺激しない」ということが一番だということです。
カメムシを駆除するときには、例えば、そっとティッシュでつかむなり、あるいは半分に切ったペットボトルですくうなり、そっと外に出すようにするのが効果的だそうです。
多くの人が慌ててしまうので、とにかく刺激をしない、落ち着いて対処することが大事ということです。