北朝鮮が韓国公館員らへのテロを準備する兆候をつかんだためという。
韓国の情報機関・国家情報院は、北朝鮮の在外公館員などエリート層の脱北増加が背景にあると分析している。
対象は中国・瀋陽とロシア・ウラジオストクの総領事館と、カンボジア、ラオス、ベトナムの大使館。
国情院によると、北朝鮮はこれらの国に要員を派遣して韓国公館の監視を増やし、テロの目標を物色するなどの活動を展開している。
最近は新型コロナウイルスの影響で海外に長期滞在していた北朝鮮の公館員や貿易関係者、留学生らが本国への帰還を前に
亡命するケースが続出している。
国情院は「彼らの管理を担当する公館幹部や特殊機関要員が、責任回避のため『外部の仕業』だと
金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記にうその報告をし、韓国公館員に報復を企てていると判断している」と説明している。