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大谷翔平は「ヒーローになりたくてしょうがない」 米記者が分析…得点圏打率.184のワケ
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ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間5月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場し、得点圏で2度凡退に倒れた。得点圏では、38打数7安打で打率.184。心配の声も上がっているが、ベテラン記者は「シーズンが終わるまでには、そういった数字は普段のショウヘイが残す数字と同じようなものになっているだろう」と気にかけていない。
この日、第3打席は5回無死満塁で回ってきた。2球目が暴投となり、二、三塁。勝ち越しのチャンスだったが、左腕マンティプリーの前に空振り三振に倒れた。さらに延長10回無死一、二塁での第5打席では元ヤクルトのマクガフと対戦し、二ゴロに倒れた。
今季、得点圏での本塁打はゼロ。また走者を二塁もしくは二、三塁、満塁の場面で安打は出ていない。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者は「(得点圏では)すぐに打とうとする。初球、初球を打っていこうとね」と分析している。
同記者は結果よりも得点圏でのアプローチに注目。早打ちこそあるものの、前日29日(同30日)の同カードでのチャンスでの併殺打は打球速度106.7マイル(約171.7キロ)の痛烈なあたりだった。「得点圏でたくさんアウトになってしまった時でも、彼は強い打球を打ってきた」と“不運”もあると見ている。
ここまで打率.336、7本塁打、17打点、OPS1.017は申し分ない成績だが、10年総額7億ドル(約1100億円)の契約を結んだことで世間は大きな期待を寄せる。
「彼はヒーローになりたくてしょうがないと私は思っていて、もしかしたら頑張りすぎているのかもしれないね」。
まだまだ、焦ることじゃない――。プランケット記者の表情は、大谷だけではなく、記者そして、心配するファンやメディアに対しても落ち着いてと言っているように聞こえた。