立花孝志
2024.04.28NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏が4月11日、都庁で会見し、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に30人の擁立を目指すと宣言。その第1弾として男性12人、女性1人の計13人の公認候補者を発表した。学歴詐称疑惑に揺れる小池百合子都知事の3選に注目が集まる中、立花氏を直撃し、選挙戦略を聞いた。短期連載全六回の第一回。
目次
1. 立花孝志の今のターゲットは25年の参院選で、衆院選には出ない
2. 国政政党ではなくなってしまった今のNHK党が、国政政党に返り咲くための要件
3. なぜ東京都知事選で30人もの候補者を擁立するのか…立花孝志「我々は選挙を通じてお金儲けします」
4. ポスターを貼る権利を売るNHK党…早速応募してきた「人工ダイヤモンド党」の戦略
立花孝志の今のターゲットは25年の参院選で、衆院選には出ない
(立花孝志)
我々の直近のターゲットは、2025年(来年)の参議院選挙です。6月、7月に行われる参議院選挙(2022年は6月22日公示、7月10日投開票)で 、もう一度、全得票の2パーセントを取ることです。衆院選がもう一度と言いましたが、少なくとも前回も前々回も2パーセントを超える得票をいただいています。今回は国会議員、少なくとも齊藤健一郎議員の任期は、(来年の参議院が終わっても)あと2028年まで残りますから、全国比例区では難しくても、どこかの選挙区で2パー取れば、国政政党としては存続できるということになります。今年衆院選があるとしても、そこには出ません。
国政政党ではなくなってしまった今のNHK党が、国政政党に返り咲くための要件
ーーこの立花氏の話は、少し説明が必要かもしれない。NHK党(NHKから国民を守る党)は、2022年の参議院議員選挙で125万3872票を獲得し、得票率は2.4%であった。その結果、票を1番獲得したガーシーこと東谷義和氏が当選となった。得票の多かった候補の2番目が山本太郎氏、3番目が黒川敦彦氏、4番目が齊藤健一郎氏だった。東谷氏が議員辞職をし、2番目、3番目の候補が議員になることを辞退したために、4番目の齊藤氏が繰り上げで当選することになり、現在、参議院議員になっている。任期は2028年まである。