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SBオスナ「打たれるのは全て投手の責任。自分のせいで捕手が悪く言われるのが1番嫌」
転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1714685059/
打たれた時ほど雄弁に語る理由――。ソフトバンクの絶対的守護神であるロベルト・オスナ投手(29)が開幕からもがいている。ここまでリーグトップの8セーブを挙げているが、防御率は3・86。失っていたボールのキレは戻りつつあるが、精緻なコントロールを取り戻すまでには至っておらず、昨季までのような安定感を欠いている。
メジャー史上最年少で100セーブを達成し、アストロズ時代の2019年にはタイトルを獲得。25歳シーズンまで在籍したMLBで155セーブ、NPBで44セーブを挙げ、日米通算200セーブに王手をかけている。そんな世界的クローザーは今、日本に来て一番の低迷期にある。先月17日の日本ハム戦でセーブに失敗すると、1日の楽天戦では初黒星。昨季まで2年続けて防御率0点台を誇った右腕が本調子でないことは疑いようのない事実だ。
長短ダッシュを連日繰り返し、念入りなキャッチボール、首脳陣やスタッフと密に意思疎通を図るなど不振脱出に懸命だ。守護神の安定がチームの命運を握るのは言わずもがな。爆発しそうな感情を胸にしまい込んで、この1か月を戦い抜いてきた。「シーズン中にひげをそったのは初めて。他人からすれば、ただそれだけのことかもしれない。でも、何もせずにはいられなかった」。セーブに失敗した夜、札幌のコンビニでひげそりを購入し、トレードマークをそり落とした。個人の範囲内で怒りを静めた。
ドンと構えて、人前で振る舞いを変えないことが流儀だ。「打たれた翌日の朝は大事。いつも通りに全員の目を見てあいさつをする。僕がうつむいていたら、周囲は気をもむ。それはチームを勝利に導く上でプラスにはならない」。報道対応も同じだ。「メディアへのリスペクトもあるし、その先にファンがいる」。痛打を浴びた試合、オスナは質問が途絶えるまで帰途に就くことはない。打たれた時ほど雄弁に語るのは、MLBで「真の一流」とされる選手の振る舞いを見てきたからだ。
初黒星を喫した試合後、オスナは高谷バッテリーコーチとマスクをかぶった海野に直接こう伝えた。「僕が失敗することで海野や若い捕手が責任を感じたり、悪いと思われることが一番イヤだ。投げ損なったのは僕。悪いのは全部、自分だ」。気概は十分。守護神の完全復調が待たれる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1e47babd99945e79591b2f34fabed9c80ca913f