インドネシアのジャワ島にある活火山で今月20日、女性観光客が転落死する事故が発生した。
現地ツアーに参加していた女性は、危険な場所で写真を撮っていた際に、自身のロングスカートを踏んでバランスを崩し、噴火口に落下したという。
女性は落下の衝撃で死亡し、レスキュー隊が約2時間かけて遺体を回収したことを、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
事故が発生したのは、インドネシアのジャワ島にある活火山「イジェン山(Kawah Ijen)」だ。
中国出身のホアン・リホンさん(Huang Lihong、31)は、夫チャン・ヨンさん(Zhang Yong、32)とともに現地ツアーに参加していた。
夫婦はイジェン山で有名な“青い炎”を見るため、ツアーに参加したという。
火山の亀裂から高圧で噴出している硫黄ガスが燃焼する際に青い光を発することから、青い炎と呼ばれている。
一部の硫黄ガスは液状に凝縮し、燃えながら山肌を流れていく。
神秘的なこの現象は夜にしか見られないため、ホアンさんたちは暗いうちから出発し、日の出も見る予定だった。
火口付近まで近づくため、ガイドは前もってその危険性を説明しており、ホアンさんは火口から2~3メートルほど離れた場所で写真撮影していた。
しかし綺麗に撮影できるポジションを求めて、後方にあった木の方へ後ろ向きのまま歩いて近づいた。
その時、ホアンさんは着ていたロングスカートの裾を踏んでしまい、バランスを崩して噴火口に落下してしまった。
【海外発!Breaking News】“青い炎”を見るため火山を登った女性観光客、ロングスカートを踏んで転落死(インドネシア)