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レベルファイブ日野氏「妖怪ウォッチのあといっぱい失敗して、心を入れ替えた」
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/240430a
日野氏:
ただ、こういったユーザー目線の作り方を始めたのって最近なんですよ。というのも、僕は「いい気になっている」時期があったんです。特に『妖怪ウォッチ』がヒットしているときはもう、病気でしたね。病んでいるというわけでは決してなくて、「自分が作ればだいたいは大丈夫なんじゃないか?」という思考に陥っていたんです。
日野氏:
ただ、こういったユーザー目線の作り方を始めたのって最近なんですよ。というのも、僕は「いい気になっている」時期があったんです。特に『妖怪ウォッチ』がヒットしているときはもう、病気でしたね。病んでいるというわけでは決してなくて、「自分が作ればだいたいは大丈夫なんじゃないか?」という思考に陥っていたんです。
そのあと、いっぱい失敗して「自分が間違っている」と思い知らされたんです。それを踏まえて、ちゃんと向き合って作らないと、どこかでお客さんに感じ取られて、酷ければ見放されてしまう。なので、今は自分のやりたいこと、お客さんが求めていることのバランスを取りながら、両方を満たせるようにすることを徹底しています。
須田氏:
今は本当に、1本1本のタイトルが重要な時代ですもんね……。
日野氏:
そうですね。だから僕としては、『妖怪ウォッチ』のあとの失敗を経て、心を入れ替えたつもり……いや、まだ入れ替え切れていないかもしれない。ですが、痛みを経験したことで、ユーザー重視の姿勢はこれまでにも増して強まっていると思っています。