異次元の少子化対策のひとつとして岸田総理が『育休中のリスキリング(学び直し)』を提言したのは2023年1月のこと。当時、子育て中の保護者や子育て経験者、子育てに携わる人々から「育休中は暇じゃない」「勉強時間の確保は無理」など厳しい批判が相次ぎました。育休中のリスキリングを実行できたと言える人はどれほどいるのでしょうか?
2人めの子どもの誕生にともない、現在育休取得中のしゃおパパさん(@shao_papa04)は「リスキリングなんてとんでもない」と悲鳴。朝から晩まで、というよりも24時間育児にかかりきりだと訴えます。
●一瞬で一日が終わる、それが育児
しゃおパパさんは今年1月から育休中。5歳の男の子、0歳の女の子を育てており、しゃおパパさんの担当は「掃除、洗濯、たまに料理、育児は授乳以外は全部です」。
育休は1人めの誕生の時も取っていたそうで、今回は2度め。「正直、1人めの時より余裕を持って育児できるかなと思っていましたが、そんなことはなかったです。平日の日中、上の子は保育園に行っているので、下の子のお世話と家事が出来ると思っていましたが、全然そんなことはなく、気づいたら上の子の保育園の迎えの時間になっている日々です」。
掃除や洗濯をして、赤ちゃんのお世話をしていると昼ごはんを作ってゆっくり食べる時間も確保できず、たいがい冷凍食品をチンしてサッと食べるというスタイルに。甘いものを補給したい時は、キッチン裏でササッとチョコレートを隠れて食べるようになったそう。
さらに、「娘、ミルクを休憩しながら飲むから時間かかるんやけど、ミルク飲んでる途中でよくウンチするからさらに時間かかる。ウンチ終わりはミルクを温め直さないとあかん。ってしてたら、もう次の寝かしつけの時間」という状況。
「家事と育児していたら一瞬で1日が終わるんだと気付きました。しかも、それをワンオペでしている人がいるんだということにも驚きを隠せません」。