ライドは幅広い世代が楽しめるだけに、パビリオン全体の魅力低下につながる恐れもある。出展団体や万博協会関係者が明らかにした。
夢洲は土砂や廃棄物で埋め立てられた。パビリオン建設による地盤沈下を防ぐため、協会は「極力抑制するための対策や基礎形式を選定」するよう求めている。
在阪ゼネコン関係者によると、土砂を取り除いた場所にくいを打たず建てる「浮き基礎」と呼ばれる工法が大半だが、建物重量には事実上の制約がある。地下深くまでくいを打ち込む工法も可能だが、終了後に撤去が義務付けられコスト増が避けられない。ライド型展示はレール設置や安全対策が必要で、一連の設備が重くなりがちだ。