2024年4月16日 21時52分
岸田総理大臣は、16日、開かれた個人投資家などとの会合で、SNSを利用した投資詐欺が相次いでいることについて触れ、ことし6月をめどに総合的な対策を取りまとめる考えを示しました。
岸田総理大臣は、16日、総理大臣官邸で資産運用に興味を持つ20代から30代の女性を中心とした団体や大学の投資サークルのメンバーと対談しました。
この中で、岸田総理大臣は「これからもNISAやiDeCoの制度の一層の拡充に取り組んで、貯蓄から投資という流れを具体的に動かしていきたい」と述べ、引き続き、個人の投資を後押ししていく考えを強調しました。
一方、岸田総理大臣は、有名人になりすまし、投資を呼びかけるといったSNSを利用した詐欺などが相次いでいることに関連して「安心して投資を行うことができる環境整備は、政府にとっても大きな責任だと感じている」と述べ、金融庁などが相談に応じる体制を強化するとともに、ことし6月をめどに投資詐欺などに対処するための総合的な対策を取りまとめる考えを示しました。