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厚生労働省は、自営業者らが加入する国民年金の保険料について、納付期間を現在の「60歳までの40年」から「65歳までの45年」に5年間延長した場合の試算を検証する方針を固めた。4月11日、共同通信が報じた。
長期的な年金財政を点検する「財政検証」で試算し、2024年夏に検証結果を公表。年末までに実施の可否を決めるという。
2022年10月25日に開かれた社会保障審議会で、国民年金の納付期間を5年間延長する議論が始まった。そこから一歩、進んだこととなる。
だが、国民年金の保険料は、すでに2024年度は月460円負担増。2025年度は、さらに月530円負担増と、2年連続の値上げとなることが決まっている。月負担額がほぼ1000円増となる。さらに5年間、納付期間が延長されれば、年金納付額から考慮すると、負担額は100万円ほど増えることになる。
SNSでは、厚労省が、納付期間を5年間延長した場合の試算を検証する方針を固めたことに、批判的な声が殺到している。