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【韓国紙】キム・ミンジェは監督に裏切られた バイエルン・ミュンヘン移籍もポジション失う
「低迷の犠牲にされた」
バイエルンのDFキム・ミンジェが苦しんでいる。
移籍1年目の韓国代表は、トーマス・トゥヘル監督の信頼を勝ち取り、前半戦はCBのレギュラーとしてプレー。しかし、冬に加入したエリック・ダイアーにその座を奪われ、現在はバックアッパー要員となっている。
そんななか、トゥヘル監督を批判したのが韓国メディア『マイデイリー』だ。「知韓派監督の裏切りだ」と題した記事でこう伝えている。
「キム・ミンジェがバイエルンのユニホームを着た時、さらに大きな期待感を受けた。なぜか?トーマス・トゥヘルは監督だったからだ。知韓派監督で有名だった。ドイツのマインツで韓国代表のク・ジャチョル、パク・チュホと一緒に時間を過ごした。2人を直接マインツに呼んだのがトゥヘルだった。トゥヘルは韓国選手特有の闘争心に大きな好感を持っていることが分かった」
同メディアは「このような知韓派監督がキム・ミンジェを獲得したので、さらに大きな期待感を持つことになった」とし、マンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦のなか、移籍時も「トゥヘルが大きな役割を果たした」と強調している。
「知韓派だからこそ可能な情熱だった。トゥヘルは韓国人選手をよく知っている。その誠実さ、闘志、チームへの献身、プロ意識などを感じている。外国人監督が韓国の選手を高く評価する理由だ。トゥヘルがキム・ミンジェを切望した決定的な理由だった」
記事は「そんな彼が裏切った 知韓派監督は消えた。シーズン半ばまで知韓派監督の姿を見せてキム・ミンジェを着実にスタメンでしたが、冬の移籍市場でダイアーが来た後から変心が始まった。キム・ミンジェはベンチに追いやられた。低迷の犠牲の子羊としてキム・ミンジェを指弾したような感じだ」と綴り、こう締め括っている。
「ドイツの『SPORT』などのマスコミは、トゥヘルとキム・ミンジェの関係が悪くなったと報道した。要はトゥヘルがキム・ミンジェをもう嫌っているということだ。チームの不振の中心として見ているということだ。キム・ミンジェが問題だと主張しているのだ。そのためバイエルンから放出される可能性まで浮上した。トゥヘル監督の裏切りは、キム・ミンジェとしては本当に痛い」
ただ、そのトゥヘルは今季限りでの退任が決まっている。新シーズンにキム・ミンジェまたポジションを取り戻す可能性は十分にあるだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部