2024年4月11日 18時54分
「二人で住むなら港区がいいね」といった誘い文句で、婚活アプリで知り合った女性からタワーマンション購入の手付金名目で現金をだまし取ったとして、警視庁愛宕署は11日、詐欺の疑いで、東京都港区白金、職業不詳の矢野和寛容疑者(50)を逮捕したと発表した。
◆他にも被害届8件、6600万円入金
逮捕容疑では昨年9月、婚活アプリで知り合った女性会社役員(52)から、港区内のマンションを購入するための手付金として500万円をだまし取ったとされる。
署によると、容疑を否認している。広告代理業の会社員と名乗り「年収は4200万円」と偽っていた。当時住んでいた港区内にある別のタワマンの34階の賃貸物件で、女性に同居を持ちかけた。署幹部は「女性を信用させるため、タワマンの部屋を借りていたのではないか」とみている。同居のための部屋を買っていないことが判明し、女性が110番した。