あわせて読みたい
【韓国報道】無関心五輪? 在宅勤務しながらモニター2台で応援する韓国の会社員
韓国ギャラップが先月23日に発表したところによると、回答者の66%が東京五輪に「特に興味がない」と答えた。開催直前である先月20~22日に全国の18歳以上1003人を対象に実施した世論調査だ。「関心がある」という回答は32%にすぎなかった。2000年以降開幕前の世論調査で「関心がない」という回答が半分を超えたのは初めてで、「歴代級の冷ややかな五輪になるだろう」という予想が出ていた。
◇「関心ない」はずが…五輪関連アプリのダウンロード急増
予想ははずれている。先月29日にグローバルアプリ分析企業のアップアニーが明らかにしたところによると、先月23~25日の五輪公式アプリの1日最大ダウンロード数とそれ以前の7日間のダウンロード平均を比較した結果、韓国の増加率が1750%で中国の2270%に次いで2位となった。中継権を持つストリーミングアプリの「アフリカTV」の場合、開幕からの3日間で1日最大ダウンロード数が前週より90%増加したという。サッカー韓国代表チームが4-0で勝利を収めたルーマニアとの予選リーグ第2戦の累積視聴率は33%を記録した。
新型コロナウイルスの感染拡大により史上初の無観客五輪に開催の可否すら不透明だった今回の五輪はどうして韓国の視聴者の関心を引いたのか。当初関心はなかったがいまは熱血視聴者になった彼らに理由を尋ねた。整理してみれば▽時差のないリアルタイム中継に在宅勤務▽新たなスター誕生とメダルラッシュ▽ドラマのような成功ストーリー▽MBCの中継、ジェンダー問題などの議論――などに要約される。
(1)時差のないリアルタイム五輪と在宅勤務
新型コロナ第4波で在宅勤務をする会社員イさん(33)の机には2つのモニターがある。イさんは「ひとつは業務用でひとつは五輪視聴用」と話した。彼は「コロナで在宅勤務なので気楽に見られる。以前の五輪は時差があった。今回はリアルタイムで視聴しやすい。家にいるから昼休みも気軽に見られる」と話した。
イさんは「当初の関心は五輪に『だれが出るのか』ではなく『やるのかやらないのか』だったため相対的に選手らに対する関心が減り期待もしなかった。フェンシングの場合、今回初めて見たがスリルあふれる種目だった」とした。会社員キムさん(33)もまた「時差がなく在宅勤務をしているので中継をBGMのように見ながら仕事をしている。見るつもりはなかったがなんとなく選手の名前も覚えて次の競技を待つようになった。同僚も関心はないと思ったがテレビ会議でも五輪の話をしている」と話した。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b843b125b3510bf03ea1ccffcd5fe922c9d834ea