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【中国はアホなのか?】日本が攻撃型の武器を持つことは脅威となる 責任あるアジアの大国として中国は、日本に対して警告を発するべきだ
海上自衛隊ホームページより
2隻の空母を就役させ、3隻目も建造中と言われる中国は海軍力の強化を続けているが、同時に日本の海軍力にも注目しているようだ。中国メディアの百家号はこのほど、日本のいずも型護衛艦の改修工事の進ちょく状況について伝える記事を紹介した。「日本の海軍力が大幅に向上する」とし、強い警戒感を示している。
記事は、日本メディアの報道を引用し、事実上の空母化に向けた改修を進める海上自衛隊の護衛艦「いずも」は、2回に分けて改修する計画だが、1回目の耐熱塗装などの改修はほぼ完了したようだと伝えた。艦首甲板の形状変更などの2回目の改修は2025年に完了する予定だという。
この改修について、中国の軍事専門家からは「日本は遠洋での攻撃能力を有することになる。今後、空母打撃群を編成して、大型化、遠洋化が進むことになる」との見方が出ていると伝えた。F35Bを搭載することで、その作戦範囲はこれまでの200キロから1400キロへと大きくなり、これに米軍の長距離対艦ミサイルを搭載すれば、射程は3000キロに広がると指摘し、「これは専守防衛を捨て、攻撃型の武器保有へ転換するとのシグナルだ」と述べている。
また、今回の「いずも」の改修は、将来的に米軍と合同作戦を実行するためのものだと記事は分析した。軍事専門家によると、最近行われた自衛隊と米軍との訓練「オリエント・シールド21」では、自衛隊は米軍の補佐的な役割を担ったが、現実にはすでに「補佐」の役割だけでなく、「米軍と肩を並べて」作戦を実行する役割へと変化しているという。
別の専門家は、日本が攻撃型の武器を持つことは、周辺国と領土をめぐる対立がある状況下で一種の脅威となるため、「責任あるアジアの大国として中国は、日本に対して警告を発するべきだ」と主張しており、中国はいずも型護衛艦の改修に強く警戒しているようだ。(編集担当:村山健二)