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「彼はまるでエルビス・プレスリー」大谷にアドバイスしつつ、されつつ…ドジャースに“新パートナー”誕生
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大谷翔平と談笑する“新パートナー”の素顔は…(写真・AP/アフロ)
エンゼルス時代の大谷翔平の練習パートナーといえば、デビッド・フレッチャーだった。試合前のランニングからキャッチボールまで、つねに大谷のそばには彼の姿があった。
【画像】大谷の“新相棒”アウトマンはこんなにイケメン!
大谷は、ドジャースに来てまだ3カ月あまりだが、2024年のパートナーは、どうやらチームきってのイケメン選手、ジャームズ・アウトマン外野手に落ち着きそうだ。もともとアウトマンは、大谷に興味を持っていたという。春季キャンプで合流すると、さっそく自ら挨拶。まだキャンプが始まったばかりだというのに、大挙、押し寄せ大谷を狙うカメラマンたちを見て、「彼(オオタニ)は、まるでエルビス(・プレスリー)のようだ。彼をひと目見ただけで、誰もが叫ぶ」と興奮気味に語っていた。
シーズンに入ると、ベンチで大谷に助言を求めるアウトマンの姿がよく目撃されるようになる。そのたびに大谷は、身振り手振りで応えていた。ときには、大谷が初めて対戦する投手に対し、ドジャースでは先輩に当たるアウトマンが、その投手の球の軌道などを教え込むこともあった。
まさに師弟のような関係がクローズアップされたのは、2024年4月9日の敵地ツインズ戦でのこと。大谷はこの試合、3号本塁打を含む3安打の大当たり。マルチ安打試合も5試合連続と、メジャー移籍後最長となった。
好調さに一役買っていたのが、クリケットのバットだったという。大谷は4月8日の試合前に「クリケットのバットは、なんか面になっているので、面でとらえていくというか、どちらかというと体を振って返しているのが早い感じではあったので、握ったときによさそうだなというか、練習の一環としてよさそうだなと思ったので、昨日の試合中断中にやりました」と明かした。その甲斐あってか、再開後には右中間三塁打と中越え適時二塁打と、結果が出た。
一方でアウトマンといえば、好調のドジャース打線のなかでひとり、蚊帳の外のような不調に苦しんでした。4月10日の試合前の時点で32打数4安打、打率.125。その不調から脱するきっかけとなったのが、大谷を真似てクリケットバットを練習に取り入れたことだった。
「(クリケットバットで練習して)ショウヘイが2安打したのを見て、自分もやってみようと思ったん(笑)」
結果はすぐに出た。練習に取り入れた翌日の4月10日、今季第1号を放った。さらに翌11日のツインズ戦でも今季第2号の決勝3ラン。本塁打後には、もはや定番となった大谷と話し込む場面も見られた。
アウトマンは「自分が見たこと、考えたことを伝えた。僕たちはこれまでもお互いにそれをやってきた。次の選手に可能な限りの情報を伝えるようにしている」と、「フォアザチーム」が勝利に結びつくと力説した。
大谷の“新相棒”に名乗りをあげたアウトマンは、まだメジャー2年め。ドジャースでは、MVPトリオに代表されるようにスーパースターばかりが注目されがちだが、こうした若手にも、チームが勝つためにするべきことが浸透している。だからドジャースは強い。投打のかみ合ったドジャースは貯金も最大の6となり、首位をガッチリキープしている。
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