【近畿】東海道本線・京都〜大津「大回りルート」廃止から100年 廃線跡は交通の大動脈に

  • 2021.08.01
【近畿】東海道本線・京都〜大津「大回りルート」廃止から100年 廃線跡は交通の大動脈に

【近畿】東海道本線・京都〜大津「大回りルート」廃止から100年 廃線跡は交通の大動脈に

何でも25

1:
七波羅探題 ★
2021/07/31(土) 08:52:05.06 ID:LWuLhsi29
のりものニュース7/31(土) 6:20配信
https://trafficnews.jp/post/109379

京都と大津の間に立ちはだかる難所
 JR東海道本線(琵琶湖線)の京都〜大津間が、2本のトンネルで抜ける現在のルートに切り替わってから、2021年8月1日で100年を迎えます。

 それ以前の旧ルートは、京都駅を出ると現在のJR奈良線のルートで南下し、稲荷駅から北東に向きを変え、勧修寺付近の旧山科駅、現在の京阪京津線の大谷駅付近の旧大谷駅を経て、長さ665mの旧逢坂山トンネルを抜け大津市街に到達していたのです。現在のルートよりも6.6km大回りとなるルートでした。

 京都〜大津間は1880(明治13)年に開業。日本初の鉄道とされる1872(明治5)年からわずか8年後のことで、すでに開業していた神戸〜京都間を、東京に向けさらに東へ延伸する一歩となりました。

 ただ、この区間には東山連峰と比叡・醍醐山地というふたつの急峻な山が立ちはだかっています。長大なトンネルを建設する技術もない時代、少しでもトンネルを短くするため、東山連峰は南端を迂回し、比叡・醍醐山地はなるべく勾配で標高を稼ぐというルートが取られたのです。

 1889(明治22)年に東海道本線の新橋〜神戸間が全通。京都〜大津間は関西・関東をむすぶ交通の要所となりました。

 当時は客車の照明は電球ではなくランプが使われていたため、列車が日没を迎えるとランプを車内に吊るす作業が行われており、同時にランプや燃料などを保管する「ランプ小屋」が主要駅に設置されていました。そのうちのひとつが旧ルート上の稲荷駅(現在のJR奈良線)に残っており、現存するランプ小屋では最古のものです。

新ルートが建設された理由は
 青線が現在のルート、赤点線が100年前までの旧ルート(国土地理院の地図を加工)。

 さて、時代はやや下り、20世紀に入ると技術の発達とともに長大トンネルが各地に建設されるようになっていました。一方、鉄道は利用者の増加により長編成化が進み、急勾配の区間では機関車にとって大きな負担となるのが課題となっていました。

 1914(大正3)年、京都駅と大津駅(現在の膳所駅)を最短距離でむすび、東山トンネル(延長1865m)と新逢坂山トンネル(延長2325m)を含む新ルートの建設工事が開始します。そして7年後の1921(大正10)年8月1日に、開通をむかえます。

 山科盆地には新たに現在の位置に山科駅が設置され、大津駅は1.7kmほど西の現位置に移設されました。旧大津駅はしばらく旅客営業を休止し馬場駅に改称され、1934(昭和9)年に膳所駅として復活します。

旧線ルートの現在は
 名神高速道路の京都東IC〜大津ICの大部分は東海道本線の旧線ルートを再活用している(画像:国土地理院)。

 現在のルートに切り替わったあと、「大回り」の旧線はどうなったのでしょうか。

 まず背景として、現在のJR奈良線は、1896年(明治29)年に奈良鉄道により京都〜奈良間が全通。当時の京都〜桃山間は、現在の近鉄京都線のルートを通り、途中駅に東寺駅と伏見駅がありました。

 1921年の東海道本線新ルートの開通後、奈良線はルート変更を行います。稲荷〜桃山間に新線を建設して、東海道本線の旧ルートを編入。京都〜稲荷〜桃山〜木津という現在のルートとなります。ちなみに、廃止となった旧奈良線の京都〜伏見間は、7年後に奈良電気鉄道により開業。現在の近鉄京都線である、京都〜大和西大寺(当時は西大寺)間を全通させるのです。

 さて、東海道本線旧ルートの残り、稲荷〜大津間については、戦後にはすでに線路も撤去され、しばらく更地になっていました。しかし1957(昭和37)年に着工された、日本初の高速道路である名神高速道路の尼崎IC〜栗東IC間の用地に、廃線敷の大部分が転用されました。

 着工からわずか6年で約72kmをスピード開通した名神高速道路ですが、鉄道用地の再活用は、その助けにもなったのです。

 旧大谷駅から旧大津駅までの区間にあった、旧ルート唯一のトンネル「逢坂山トンネル」は、遺構がまだ現地に残っています。西側坑口は名神の蝉丸トンネル西側抗口脇に石碑があるのみですが、東側抗口は国道1号と旧国道161号が分岐する逢坂一丁目交差点付近に、今も姿をとどめています。

【当時の航空写真でみる東海道本線旧ルートの姿】
https://trafficnews.jp/photo/109379

青線が現在のルート、赤点線が100年前までの旧ルート(国土地理院の地図を加工)。(乗りものニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0e9b2318a8767f6aed8d925967467fe19c143e7/images/001




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66:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 10:50:00.73 ID:44sW8b1t0
>>1
新しい山科駅が北の端っこに造られたせいで
不便になった山科町民も多いだろうな
(地下鉄東西線小野駅の辺り)
3:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 08:53:26.03 ID:2Rh/5xoR0
ぼくのおちんちんも大きく曲がっています
5:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 08:55:47.01 ID:BuGpCjJ/0
御殿場線回りに比べたら大したことないなさそうだな
6:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 08:56:13.20 ID:pxT3/tAw0
名神の京都大津間のトンネルがやたら狭くて怖いのはこれか
13:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:08:57.93 ID:1I6ZrZhY0
>>6
3年後に新名神開通するから
交通量も半減するよ
7:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 08:57:32.28 ID:lQ57k1do0
産廃街道はいまでもお盛んなのかね
8:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 08:57:53.78 ID:hB/X9Z1FO
大動脈?普通の動脈レベルでしょ
9:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:00:12.78 ID:AuZ8IkWJ0
つまり奈良線の一部は昔は東海道本線だったと
14:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:09:19.04 ID:8WfRCeQlO
>>9
近鉄奈良線の京都側は昔の国鉄貨物線でしたな


11:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:04:37.84 ID:dnYNO6Co0
路線変更なんて東京周辺でもあるし東海道本線は何回も修正されてる
12:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:07:34.87 ID:dVp4gPNp0
このくらい初期の東海道本線は琵琶湖の船区間が組み込まれてたんだっけ鉄道なのに
大津-長浜間
50:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 10:04:46.38 ID:wPUshTIj0
>>12
そもそもの話
元の東海道は相模灘から安房・下総を通る水道が長いことメインだった
日本書紀にも出てくる
60:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 10:25:53.29 ID:LTeFXDVZ0
>>12
だいたい今でもそうだけど草津〜名古屋は元々の東海道を通ってないからな
今なら鈴鹿越えもできる技術力が確保できてるだろうけど、それでも湧水対策の保線とか大変そう
67:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 10:54:29.75 ID:44sW8b1t0
>>12
敦賀港からの貨物を長浜駅から湖上輸送した

載せ替えの手間はあるが水運が主役だった当時
ではこっちの方が都合が良かったんだろう

15:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:14:35.23 ID:AuZ8IkWJ0
近鉄京都線の一部が昔は国鉄奈良線だったのかあ
それぞれが跡地を再活用してて興味深い
17:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:17:33.30 ID:zSj8M6810
名古屋から、亀山や草津を通る「真・東海道線」を作るべき
21:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:23:33.97 ID:dVp4gPNp0
>>17
京都-(東海道本線)-草津-(草津線)-柘植-(関西本線)-名古屋
いう事よね?
作るっていうか呼称の問題?
25:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 09:32:48.93 ID:Ss1+ATth0
>>17
鈴鹿峠の三重県側は勾配が急なので電車は登れない
68:
ニューノーマルの名無しさん
2021/07/31(土) 10:55:33.15 ID:44sW8b1t0
>>17
それが関西本線と草津線だろ



引用元:【近畿】東海道本線・京都〜大津「大回りルート」廃止から100年 廃線跡は交通の大動脈に [七波羅探題★]

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