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競泳・入江陵介が現役引退を表明 ロンドン五輪で銀メダル
2024年4月3日 14時33分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240403/k10014411301000.html
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ロンドンオリンピックの競泳・男子200メートル背泳ぎで銀メダルを獲得し、長年、日本の競泳陣を引っ張ってきた34歳の入江陵介選手が現役を引退することを表明しました。
入江選手は、5大会連続のオリンピック出場を目指していましたが、3月に行われたパリオリンピックの代表選考の大会で内定を逃していました。
34歳の入江選手は、ロンドンオリンピックで200メートル背泳ぎでの銀メダルを含む3つのメダルを獲得するなど、美しいフォームを持ち味に日本の背泳ぎを引っ張ってきたトップスイマーで、3月、パリ大会の代表選考の大会に臨みましたが惜しくも届かず、5大会連続のオリンピック出場を逃していました。
入江選手は3日、都内で会見を開いて現役を引退することを表明し「やりすぎたくらい、よくやったなと、自分に言ってあげたい。高校2年生から18年間、日本代表として戦うことができて本当に幸せだった。パリオリンピック出場という夢はかなえられなかったが、ここまでチャレンジをすることができ、最後の引退レースを東京の地で、たくさんの人の目の前で泳ぎ切れたことは幸せな瞬間だった」と話しました。
そして「すっきりした気持ちと、どこか悔しい気持ちと、いろいろな感情が混ざっている。水泳がこれからないことが、うれしいけれどさみしい気持ちもある」とことばを詰まらせる場面もありました。
また、届かなかったオリンピックでの金メダルへの思いについては「北京大会やロンドン大会で、金メダルを取りたかった気持ちはあるが、もしそこで取っていたらこの年まで続けることなく、もっと早く引退していたと思う。その間にたくさんの出会いがあったので、それは続けてきたからこそ得られたものだと思う」と話していました。
最も印象に残るレースについては、北島康介さんなどとともに銀メダルを獲得した、ロンドンオリンピックの男子400メートルメドレーリレーをあげ「4人でつないだ気持ちがこの種目で初の銀メダルにつながり、喜びもあったが、観客席を見た時に、日本チームみんなが飛び跳ねて泣いて喜んでくれたシーンを今でも鮮明に覚えている」と振り返りました。
今後はトップ選手のサポートや、子どもたちの水泳指導、それに大学院への進学などを考えているということで「幅広く活動して、水泳の楽しさや水に触れ合う楽しさ、スポーツのすばらしさを伝えていきたい」と次の目標を語りました。
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