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【国際】台湾地震の影響を受けた日本と受けなかった韓国、理由は?=韓国ネット「日本は防波堤、韓国はマスク」
2024年4月4日、韓国・YTNは「台湾で25年ぶりに発生した強い地震により日本の沖縄では津波が観測されたが、韓国には影響がなかった」として、その理由を分析した。
記事は「日本ほどではないものの、台湾も地震のリスクが高い地域であり、環太平洋火山帯に含まれているため大きな地震がたびたび発生する」とし、「通常はマグニチュード(M)5.0から6.0の地震が発生するが、今回は7.0を超える異例の大きさだった」「ここ25年で最も強い地震と言われ、沖縄で30センチほどの津波が観測されるなど周辺国にも影響を及ぼした」などと説明している。
また、韓国に地震の影響がなかったことについては「今回の地震は逆断層型で、断層の方向が北東~南西に形成されている。波は断層面に対して垂直の方向に強く発達し、断層面と水平の方向は波高が低いため、朝鮮半島には大きな影響がなかった」と説明している。
ただ「今回は影響がなかったが、断層の方向が変わったり、震源が浅かったりする場合には済州島や南海岸で津波の被害が発生する可能性がある」と警告している。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国は位置に恵まれているとつくづく思う」「日本が防波堤の役割をしてくれている」「韓国はPM2.5から日本を守るマスクで、日本は韓国の防波堤」などの声が上がっている。
また「大きい被害が出ないことを願う」「どの国でもこれ以上の被害が発生しませんように」「韓国も地震安全地帯ではない。それなのに高層ビルが多く、田舎には土砂崩れに対する備えもない。大きな地震が発生したらどうなってしまうのか」といった声も見られた。(翻訳・編集/堂本)