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レトロな「うどん・そば自販機」が故障頻発で存続の危機
1: 名無しさん@涙目です。(大阪府) [KR] 2024/04/03(水) 19:27:39.11 ID:eqMuIdZG0 BE:329591784-PLT(12100)
秋田市の秋田港近くで半世紀にわたり、船員や住民らに愛されている「うどん・そば自販機」が存続の危機にある。
所有していた商店の閉店後、近隣の「道の駅」に移されたが、最近は不具合が頻発。修理の担当者は「昭和の自販機は仕組みが複雑。ファンのためにも動き続けるまでは面倒を見ていきたい」と話している。(夏目拓真)
「あんな故障は初めて見た」。レトロな自販機がある秋田市の「道の駅あきた港」のパート従業員の佐原澄夫さん(73)は昨年末、1杯分の料金を入れた客から「うどんが何杯も出てくる」との連絡を受けて驚きを隠せなかった。
◇ 佐原さんが「いよいよ終わりかな」と心配するのは、この自販機は昨年4月、同型の2台を解体して約300の部品を取り出し、良い部品のみで組み立て直したからだ。この大規模な解体修理を手掛けた元大手飲料メーカー社員の伊藤久人さん(63)(五城目町在住)は、「1年で深刻な故障が出るとは思わなかった」とこぼす。
今も時々、熱湯が出なくなったり、商品はあるのに売り切れランプがついたりする不具合が起きる。そのたびに、電気系統を一から確認しながら原因を究明し、部品を修理したり、同型の自販機の部品と交換したりしている。
故障は1日で直ることが多いが、3日ほどかかることもある。佐原さんは「50年も十分に働いてくれていると思う。ただ、ファンも多いので自分が直せるところは対応していきたい」、伊藤さんは「部品がある限り、一日でも働いてもらえるようにするのが自分の役割なのかな。できるところまで続けたい」と語った。
そばとうどんは、2022年2月に税込み250円から300円に値上げしたが、今も休日には約200杯が売れるという。