警察庁はエイプリルフールの1日午前0時から午後4時まで2万8620件の110番を受け付け、うち9件の偽り申告を摘発した。
計9件のうち、軽犯罪処罰法上の虚偽申告で即決審判を受けた人は7人。2人は刑法の公務執行妨害罪が適用され、捜査を受けることになった。
京畿北部庁は1日午前9時33分ころ、ある男性から「京畿道抱川市の路上で今、妻が死んだ。私が首を絞めて殺した」との通報を受けた。その後、虚偽申告とわかり、偽計による公務執行妨害罪で立件した。
別の男性は同午前6時36分ころ、城南市の商店ビルで酒に酔ってたむろしていたところ、警察に退去させられた。その後、119番通報し、「警察官に殴られた」として虚偽申告した。京畿南部警察庁は、この男性が過去にも500回にわたって虚偽申告するなど常習性が高いと判断し、偽計による公務執行妨害罪で立件した。
このほか、忠清南道警察庁は1日午前7時14分から午後0時52分まで51回にわたり「喫茶店で性売買している」「私が誰だか知っているか、韓国陸軍のヤン兵長だ」などと虚偽申告をした50代を検挙している。