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【朗報】中日新聞「今年のドラゴンズは弱くない」
転載元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1711946418/
◇渋谷真コラム「龍の背に乗って」 ◇31日 ヤクルト5-2中日(神宮)
開幕シリーズを2敗1分け。いい勝負になると期待はしていたが、強がりではなく想定内でもある。理由は試合の舞台が神宮だったからだ。
昨季は4勝8敗。バンテリンドームでのヤクルト戦は7勝5敗なのに、屋外の敵地では投打ともに精彩を欠く竜を見てきた。例えば、本拠地では強力打線を防御率1.83に抑える投手陣が神宮では4.21と激しく悪化する。被本塁打も2本と14本。「それは狭くなるのだから当然だ」と思うだろうが、攻撃力まで数字を落とすのだ。本拠地では2割5分1厘のチーム打率が神宮では2割3分3厘。さすがに本塁打は6本と13本と増えてはいるが、長打率(3割7分4厘と3割7分1厘)、出塁率(3割6厘と2割9分4厘)ともに下がっている。要因を黄金期を担った投打の主力に聞いた。
「やられたと思ったのがアウトになるバンテリンと入ってしまう神宮。それだけでなく、神宮はマウンドの傾斜がなくなる感覚でした。ただ、言い方を変えればバンテリンのマウンドが最高級すぎる。僕は神宮が嫌いとまでは言いませんが、角度や風景が変わるとは感じていました」
これがエースだった吉見一起さんの見解。打者の言い分は福留孝介さんに聞いた。
「僕は嫌いでしたね。他にも苦手な選手は多かったと思います。狭いからホームランを打ちたいというか…。結局、バンテリンだと地に足を着けて戦えるってことに尽きるんじゃないかな」
開幕戦は守備が乱れて逆転負け。この日は打ち取った打球をアウトにできなかったことが響いたが、内野安打ならこちらも3本打っている。お互いさまであり、紙一重。それでも、攻守ともに地に足が着いておらず、実力を発揮できなかった3試合だとは思う。
そんな中、昨季は神宮で13打数1安打だった中田が2本塁打、同じく防御率11・57だった祖父江も2試合を無失点。祖父江は言った。「嫌な印象はありましたが、それを考えず、苦手意識を持たないようにして臨みました」。神宮での試合は5月初旬までない。次こそ地に足が着いている。いや、その前に次カードは本拠地での巨人戦。落ち着いて戦えば、今季のチームは弱くないはずだ。