給食死亡事故1カ月、ウズラ卵の敬遠広がる 最大産地の愛知で出荷キャンセルも
2024年3月27日 05時10分 中日新聞
福岡県の小学校で2月26日に、小学1年の男児が給食を喉に詰まらせ、死亡した事故から1カ月。
原因とみられるウズラ卵を学校給食から敬遠する動きが出ている。全国最大の産地、愛知県では出荷がキャンセルになるなどの影響が広がり、生産者らが不安を募らせている。
ウズラ卵の水煮が主力の食品メーカー天狗(てんぐ)缶詰(名古屋市)は事故後、一部の取引先に出荷できなくなった。
理由は九州地方を中心にウズラ卵の給食利用を控える自治体が相次いだため。既に出荷済みの製品でも、取引先で在庫になっている可能性があるという。