大阪府教育委員会は、駅構内で女性とすれ違いざまに胸に肘を押し当てて触る痴漢行為を行った小学校の男性教師を懲戒免職処分とするなど、あわせて11人の教職員に懲戒処分を行ったと発表しました。
吹田市立南山田小学校に勤務していた34歳の男性教師は、去年7月、大阪駅の地下通路で、歩いていた20代の女性に咄嗟にぶつかることを思い立ち、すれ違いざまに女性の胸に肘を押し当てて触ったとして起訴され、ことし2月、罰金50万円の命令を受けました。
男性教師は、去年の春ごろにも、女性とぶつかって肘が胸に当たったなどと述べていて、「当たったらラッキーだと思った。性的欲求を満たすために肘を押し当てた」と話しているということです。
大阪府教育委員会は、この男性教師を懲戒免職処分としました。
■「女性の脚に興味があった」盗撮繰り返した68歳の非常勤講師 懲戒免職
また、大阪府立芥川高校に勤務していた68歳の男性非常勤講師は、去年11月、3年生を対象とした補修を行った際、補修終了後に教室に残っていた女子生徒2人の太ももから下の脚の写真17枚をスマートフォンで無断で撮影したということです。
女子生徒らが黙って撮影していた男性講師を不審に思い、担任教師に被害を訴えたことで発覚したということで、その後の聞き取り調査の結果、文化祭の際も、廊下で写真を取り合っていた複数の女子生徒の足や全身の後ろ姿などの写真9枚を無断で撮影していたことがわかりました。
男性講師は、「女性の脚に興味があった。きれいな脚を見たら写真に収めたいという気持ちになった。撮影したい気持ちを抑えきれず、盗撮に走り、彼女らの心を傷つけたことを深く後悔し、反省しています」と話しているということです。
大阪府教育委員会は、この男性講師を懲戒免職処分としました。
このほか、大阪府教育員会は、女子生徒と私的なメッセージのやりとりをSNSやアプリで375回以上行った府立支援学校の26歳の男性講師を停職6か月の処分とするなど、9人の教職員への懲戒処分を発表しました